新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

犬山城と落雷 - なぜカミナリの電気は利用できないのか

木曽川の鵜飼いの取材で犬山に出かけることの多い週でした。木曽川の堤防を走ると、犬山城のすぐ北側を通ります。犬山グランドホテルを少し過ぎたところに駐車スペースがあります。たまたま望遠のきく古いデジカメ(FZ20)を持っていたので犬山城の天守閣を撮影しました。

天守の「しゃちほこ」は、7月12日の雷雨で壊れていますね(写真)。

ちなみに1537年に築城された犬山城は、明治時代の廃藩置県で愛知県が所有してからは、天守以外の大半が壊されました。また、1891年(明治24年)の濃尾大地震で天守も半壊しています。現在の犬山城は、尾張藩付け家老の成瀬家と犬山町民が協力して復元したもの。現存する木造天守閣としては国内最古で国宝に指定されています。今回欠けたしゃちほこは、1964年に復元されたもののようです。ケガ人が出なかったこと、雷から火災が発生しなかったのは幸いでした。

 

犬山城天守破損

 

雷の電力は一瞬

このように雷は、すごい威力があります。わたしは子どもの頃、雷の電気を自然エネルギーとして使えないか、と疑問を持ったことがあります。ピカッと光る雷の電力はいったいどのくらいあるのでしょうか。雷の電力は20億~200億kwと言われています。キッチンの電子レンジが1kwで動きますから、それに比べると、ものすごい電力です。

そんなケタはずれに強い電力なら技術開発して活用したいものですね。でも、現実はうまくいかないそうです。なぜなら雷の放電は、一瞬のもので、その時間は10万分の1秒と、ごく短いからです。電力エネルギーは電力に時間を乗算した「kw時」という単位で表しますが、1回の落雷を換算すると、おおざっぱに600kw時にしかなりません。

600kw時というのは、家庭で1ヵ月に使う電力と同じくらいでしょうか。雷は、瞬間的には、すごい威力でも、みんなで使う電力としては微々たるものといえますね。