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新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

嫉妬する人は自分を愛していない

なぜ他人の評価が気になるのか

誰もが自分が大事でプライドがある、と思っている。でも、プライドがあるのなら、他人に侮辱されても腹は立たないはずだ。自分で自分の価値を知っていれば、他人の評価は気にならないはずだから。

嫉妬の感情もこれと同じ仕組みだ。他人が自分より優れているように見えて、やきもちを妬く。好きな人が、別の人と仲良くしているのを見て妬く。しかし、自分にとって自分がいちばんなのだ、と知っていれば、嫉妬に苦しむことはない。

こう考えてみると、人は自分を大事に、愛しているから嫉妬するのではなくて、愛していないから嫉妬することがわかる。

正しさに偽装された嫉妬

人はよく嫉妬する生き物だ。他人の幸福を妬んでは腹を立てている。けれども人は面白い。自分で嫉妬しながら、嫉妬が恥ずかしい感情、隠した方がよい感情だとちゃんと心得ているのだから。

誰もが嫉妬の感情を隠して、自分にも他人にも、そんな浅ましい感情がないかのように演技をする。しかし、嫉妬の感情があるかないかなんて、ご本人がいちばんよくわかっているのだ。

嫉妬が心の中に充満すると、ときどき、ガス抜きの必要に迫られる。そうしないと自分がまいってしまうからだ。しかし、嫉妬をそのまま出すのは恥ずかしい。そこで多くの人が、嫉妬をちょっとばかり飾り立てる。

たとえば、それは「正義」や「倫理」「常識」という形をとる。これらはすべて嫉妬を屈折させた表現といえるだろう。

 

お面に隠された本心
嫉妬を隠す「正義のお面」あります。