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六曜で選ぶ七五三のお日柄・いい日取り【2022年版】

七五三参りの日柄

七五三のお参りは、いつがよいのでしょうか?
最近では、日柄を気にする人は少なくなりましたが、できれば縁起を担いで、よい日にお参りしたいものですね。

この記事では、日柄の中心的話題として「六曜ろくよう」を説明し、七五三参りの日取りはいつがよいのか、をお伝えします。

 

日柄を判断する「六曜」とは?

六曜とは、冠婚葬祭等の儀式を行う日取りを決める吉凶判断に活用されるもの。「ろくよう」あるいは「りくよう」とも読みます。

六曜は、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種類があり、それぞれにいわれがあります。

カレンダーや手帳で、この六曜が書いてあるものを見たことがあると思います。「結婚式は大安がいい」「葬儀は友引は避ける」という話も耳にしたことがあるのでは?

次項から、六曜のいわれと七五三の日取り、お参りの好適日をご紹介します。なお、六曜の暦を六輝表ともいいます。

 

七五三の日柄と縁起のよい日

六曜の日柄では、七五三参りは良い順に、大安、先勝、先負、友引、赤口、仏滅となります。基本的に赤口と仏滅は避けた方が無難です。

次項の表で今年の大安を一覧でご案内します。

2022年10月・11月の大安

2022.10-11月の大安
10月4日(火) 10月10日(月) 10月16日(日)
10月22日(土) 10月26日(水) ---
11月1日(火) 11月7日(月) 11月13日(日)
11月19日(土) 11月24日(木) 11月30日(水)

10月の神無月にお参りしても良い?

 神無月は「神の月」お参りしてOK

10月の神無月は出雲に日本中の神様が集結するので、この月に七五三参りをしても意味がないと考える人がいます。

諸説ありますが神無月の「無」は無いではなく「の」という意味が、昨今は有力です。神無月は「神の月」すなわち神様を祭る月というわけです。

10月に秋祭りを行う神社も多数あります。また、神無月は新暦では11月です。なので、お参りをしてまったく問題ありません。

2022年版 七五三・週末と大安の日にち

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 下表の「六曜」をクリックすると解説が読めます
日にち・曜日 六曜 お参り時間
10月1日(土) 友引 朝・夕のお参りが吉
10月2日(日) 先負 午後のお参りが吉
10月4日(火) 大安 終日「吉」の最適日
10月8日(土) 先負 午後のお参りが吉
10月9日(日) 仏滅 終日不向き。翌日にお参りを
10月10日(祝) 大安 終日「吉」の最適日
10月15日(土) 仏滅 終日不向き。翌日にお参りを
10月16日(日) 大安 終日「吉」の最適日
10月22日(土) 大安 終日「吉」の最適日
10月23日(日) 赤口 午前11時から午後1時が吉
10月26日(水) 大安 終日「吉」の最適日
10月29日(土) 友引 朝・夕のお参りが吉
10月30日(日) 先負 午後のお参りが吉
11月1日(火) 大安 終日「吉」の最適日
11月3日(祝) 先勝 午前のお参りが吉
11月5日(土) 先負 午後のお参りが吉
11月6日(日) 仏滅 終日不向き。翌日にお参りを
11月7日(月) 大安 終日「吉」の最適日
11月12日(土) 仏滅 終日不向き。翌日にお参りを
11月13日(日) 大安 終日「吉」の最適日
11月15日(火) 先勝 午前のお参りが吉
11月19日(土) 大安 終日「吉」の最適日
11月23日(祝) 先負 午後のお参りが吉
11月24日(土) 大安 終日「吉」の最適日
 

Q:日柄を優先して11月15日以降にお参りしても大丈夫でしょうか?

 

A:七五三の本番は11月15日ですが、ここ数年は10月から12月初めまで写真撮影を行う写真館も増えてきました。

神社のご祈祷も受け付けています。
2020年11月19日(土)の大安にお参りしても大丈夫です。

 

七五三の日取りと六曜の日柄

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「先勝」は午前中にお参りが吉

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先勝(せんしょう・さきかち)は、「先んずればすなわち勝ち」の意味。なにごとも急ぐことが良いとされる日柄です。

先勝にお参りするときは、午前中にお参りしましょう。午後2時から午後6時までは凶とされるので、これより早い時間帯に。

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「友引」は朝は吉・夕は大吉

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友引(ともびき)は、凶事に友を引くの意味。昔は、勝負事で何事も引き分けになる日とされました。

友引の七五三参りは、「朝は吉、昼は凶、夕は大吉」といわれます。昼どきを避け、午前中の早めの時間か、夕方にお参りします。

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「先負」は午後のお参りが吉

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先負(さきまけ・せんぶ)は、「先んずればすなわち負ける」の意味。何事にも平静であることが良いとされます。そのため午前中は凶。

先負の七五三参りは、午前中を避け、午後からお参りするとよいでしょう。

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「仏滅」はお参りを避ける

仏滅(ぶつめつ)は、六曜の大凶日とされます。日柄を気にしない人も、仏滅のお祝いごとは避けた方がよいでしょう。七五三参りに限らず、祝い事全般に向きません。

一日だけお参りの日をずらすと、日柄のよい大安になります。

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「大安」は終日よい日柄

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大安(たいあん・だいあん)は、六曜の中でももっとも良い日とされます。何事においても吉、成功しないことのない日とされ、祝い事の最適日。

七五三参りも時間帯に関係なく、一日中、いい日柄とされます。

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「赤口」は午前11時~午後1時に

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赤口(しゃっこう・せきぐち)は「赤」という字がつくため、火の元や刃物に気をつける、死を連想させるものに注意する日とされます。

七五三参りには、あまりふさわしい日柄ではありません。お参りは、丑の刻(うしのこく)午前11時から午後1時が吉とされます。

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七五三参りと六曜は関係がない?

 陰陽道や民間信仰由来なので七五三は関係なし

六曜は日々の吉凶に関して陰陽道や民間信仰の観点で分類した6種類の日のことをいいます。起源は諸説ありますが中国で誕生したといわれます。

日本には14世紀の鎌倉時代に伝わり江戸時代に流行しました。

六曜は仏滅、友引と仏教との関わりを感じさせる言葉が使われますが、仏教、神道などの宗教とは関係がありません。

したがって神社にお参りする七五三では六曜を気にする必要は本来ありません。

 

まとめ

以上、六曜の日柄と七五三参りについてご説明しました。
お参りの日取りは、お仕事やご親族の集まれる日にちを優先して決められることが多いと思います。

六曜の日柄は、目安にすぎませんので、スケジュールの参考程度にご利用ください。