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新聞と広告の向こう側

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読まれるブログの文末表現 体言止めと時制

文末表現│体言止めと時制

同じ文末が続くと文章は単調になります。「だ」「です」「思います」が連続すると、読み手に退屈な印象を与えます。文末表現を変え、文章にリズムを出すことが大切です。この記事では、読み手を引き込む文末表現を2つ解説します。

体言止めで文末に変化

文末に変化をつける簡単な方法に「体言止め」があります。です、ます等を省き、文末を名詞で閉じる書き方です。詩や短歌で使われる技法ですが、普通の文章でも使うことができます。例文をあげます。

私は高校のころ野球部に所属していました。2年生の後半からは部長になりました。3年生の春の大会では、40名の部員を率いて、地区大会で優勝しました。

 
文末に「ました」が連続して、単調な印象ではありませんか? 1ヵ所、体言止めを使って変化をつけてみましょう。

改善例
私は高校のころ野球部に所属。2年生の後半からは部長になりました。3年生の春の大会では、40名の部員を率いて、地区大会で優勝しました。


どうでしょうか。少し文末に変化が出たのではないでしょうか。

体言止めのメリット・デメリット

 

体言止めのメリット
・文末に変化を与える
・文章にリズムを作る
・体言止めした部分を強調

 

 

体言止めのデメリット
・冷たい印象を与える
・投げやりな感じを与える
・丁寧さに欠ける印象になる

 


体言止めは頻繁に使うのではなく、たまに使うと効果的です。メリット・デメリットを理解して上手く使いましょう。
 

時制を変えて臨場感アップ

ブログで過去の経験を書く場合、文末は過去形(た・でした)で表現します。すでに終わったことだからです。しかし、過去形の文末が続くと文章に面白味が出ません。過去形を続けた例をあげます。

20名を超える会場で初めてセミナー講師を務めた。緊張で当日は朝から心臓の鼓動が高まった。壇上では声も足も震えていた。受講者の反応を見る余裕はなかった。セミナーの持ち時間60分の間、何をしゃべったか覚えていないくらいだった。


 文章に臨場感を出すために、過去の話題に現在形(太字)を混ぜて書いてみましょう。

現在形を混ぜた改善文
20名を超える会場で初めてセミナー講師を務めた。緊張で当日は朝から心臓の鼓動が高まる。壇上では声も足も震えていた。受講者の反応を見る余裕はない。セミナーの持ち時間60分間、何をしゃべったか覚えていないくらいだった。


冒頭が過去形なので、文章全体は過去を表しているとわかります。途中、現在形を織り交ぜることで、臨場感や息をのむ張りつめた感じが伝わります。体験を書くときは、過去のことでも現在形を混ぜて書いてみましょう。

まとめ

文章は文末が同じだと単調に見えます。文末には「体言止め」と「時制」の混在を活用して、変化と臨場感を出しましょう。ただし、使いすぎは禁物です。