新聞と広告の向こう側

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長文のブログは上位表示のSEO対策に必ずしもならないこんな事例

NEOキャンピングパークで川遊び

検索エンジンは、良い記事、役立つ記事を検索順位の上位に表示します。しかし、良い記事は、必ずしも情報の詳細性、網羅性の高さを意味しません。これらは、想定した読者の置かれている状況や検索ニーズによって変わるからです。

あなたが熱中症にかかった子どもの応急手当てをする母親だとします。対処法をスマホで「熱中症 手当て」と検索してトップに表示された記事が、熱中症の定義から歴史など詳細に書かれたものだったらどうでしょう。

動揺しているとき、何千文字も後に書いてある「手当て」の解説を見つけることは困難だと思います。手当以外の情報は、本当に知りたいことを妨げるノイズにしかなりません。

 

緊急時は明確性と短さに価値

実際に「熱中症 手当て」と検索してみてください。下のリンク先がGoogle検索で1位に表示*1されていますが、とてもシンプルです。大きい文字で、表組みで「原因と症状と応急手当」が簡潔に書かれています。

 

リンク応急手当(熱中症)

 

こうした緊急事態では「具体的にどうすれば良いか」正しい情報が明確に迅速に伝わることが、もっとも役に立つ、ユーザビリティに優れているといえます。

たとえば、このブログには「小学生のための新聞の書き方」という記事があります。小学校の高学年を対象に書いた記事なので、やさしい言葉やふきだしを使い、子どもに語りかけるように書いています。そのため内容は、専門的ではなく、情報量も少ないです。

読み手を小学生に限定すれば「専門的でない」や「情報量が少ない」、つまり情報を絞ってあることが、読みやすさ、使いやすさにつながります。読み手の「使い勝手を考慮」したとき、情報量は少ない方が有益ということも当然ありえるのです。

 

読者の状況で必要な情報量は変わる

想定読者のレベル、置かれた状況、緊急度を考慮して、伝える順番、内容の詳細性は最適化する必要があります。ときには要点を絞り、短く書いたり図や写真などで伝えたりすることも有用です。

検索エンジンの上位表示を狙った結果、不要に文字数が多くなり、想定読者に本当に伝えるべきことの焦点がぼけてはいないでしょうか。

 

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*1:2017年5月23日現在