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新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

子供を伸ばす褒め方のコツ

子供を伸ばす褒め方のポイント

2017/4/4更新

子供の褒め方は難しい。褒めても「褒め方がマズい」と子供を伸ばす芽を摘むこともあります。テストや通知表を見て、どう褒めてあげたらいいのでしょうか?

12歳までに「勉強ぐぜ」をつけるお母さんの習慣(楠本佳子著・CCCメディアハウス)を参考に、子供を伸ばす褒め方のコツを確認しましょう。

 

褒め方は間違ってない?

比較的、私は子供を褒める父親です。テストの点数がいいと、できるだけ子供を褒めるように意識してきました。

けれども、この本によると、私の褒め方は、ちょっとマズいようです。長女の「はて子(仮名)」が算数のテストで100点を取ってきた場合、こんなふうに褒めていました。

 

算数で100点!すばらしい。はて子ちゃん、すごいね!

 

 

この褒め方のどこがマズいか、わかりますか?

 

結果や能力を褒める問題点

満点やいい成績を取った子供を褒めたいのは親心。


でも、私のように「100点をとった」結果や「100点をとった はて子」の能力に焦点をあてて褒めるのは、問題があります。なぜでしょうか?

理由は2つあります。

高得点という結果に焦点をあてると「点数が悪くなったら叱られるのでは?」と緊張感・恐怖を植えつけかねません。

また「100点をとった はて子はすごい」と、もともと持っている能力や才能を褒めると「自分はやらなくてもできる」と思い、怠けたり何もしなくなることもあるからです。

 

伸びないのは褒めるポイントがズレている

  • 結果を褒めると恐怖を植えつける
  • 能力を褒めると慢心につながる

ではどう褒めると子供は伸びるのでしょうか。ポイントを確認しましょう。

 

正しい褒め方のコツは?

  • がんばったところ(過程)を褒める
  • お母さんはうれしい(気持ち)を伝える
 

子供は、努力を褒めてもらえたことに加えて、自分の努力をお母さんがちゃんと見ていたことがうれしいと感じます。

 

 

子供を伸ばす褒め方の例

  • 算数の勉強がんばっていたものね。お母さんはうれしいわ。

子供は、親が大好き。特にお母さんが喜んでくれることなら、もっとしようと考えます。自分から考えて行動することに達成感が生まれます。

親が褒め上手になると、子供はどんどん伸びていきます。

 

さいごに

今回は、冒頭に紹介した「12歳までに『勉強ぐせ』をつけるお母さんの習慣」を参考にしました。

著者の楠本さんは、アメブロ時代からの知人。二人のお子さんは、東大と早稲田に入学ました。しかし、この本で著者が伝えているのは、けっして、難関大学に子供を入学させる勉強法ではありません。

楠本さんが主張は、子供の器量を壊さず、歪めず、最大限に発揮できるようサポートする親の考え方と方法のヒントです。

最後に、いちばん印象的だった箇所を引用します。

 

成功にルールはない。
でも、失敗のルールは同じ。
 

子育てに正解はないからです。この本に書いていることも、「こうしたほうがいいと思う」という提案であって、すべてのお母さん・子どもに適切なアドバイスにはならないでしょう。(中略)

子育てに限らず、どんなことにも「成功のルール」なんてありません。でも失敗するのは同じパターンです。

だからこの本で伝えることをそのまま真似しても、うまくいく保証はありません。けれども、「これはダメ」という注意点は、どんな家庭の、どんな子どもにも当てはまるものだと、わたしは考えています。

 

勉強ぐせとは自己を高める正しい姿勢

うちの子は試験は苦手、でも絵は得意。ならば親として絵を描く器量を最大限伸ばしてあげればいい。この本では「勉強」という言葉を使っていますが、私は「コレと決めたものに対する自己を高める姿勢」と読み替えました。

今回は、子供の褒め方を紹介しましたが、ほかにも、わが家で良かれと思ってやっていたことで、直さなくては、という指摘が多数ありました。以下に著者のHPと書籍のリンクを貼っておきます。