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読書感想文の最後のまとめ方・終わり方のコツ │ 走れメロス見本つき

読書感想文の最後の終わり方

読書感想文の最後はどう書けばいいのでしょうか。文章の最後をうまく締めて、まとめるコツを4つ紹介します。 最後のまとめ方の例は、太宰治の「走れメロス」を題材に書いています。

走れメロスの本文は、青空文庫で公開されています。

太宰治 走れメロス

感想文の最後は自分のことを書く

本を読んであなたはどう感じたでしょうか。読書感想文の最後は、あなたが素直に感じたことを 次の4つの切り口で考えてみしょう。

小見出しは最後をまとめる切り口。吹き出しの言葉は、走れメロスの読書感想文を書いた場合の最後の終わり方の例です。 参考にしてくださいね。

1.本から自分が学んだことを書こう

この本は、ぼく(わたし)に~を教えてくれた、とか、考えさせてくれた、ということを書きましょう。


この本はわたしに「信実とは何か」を教えてくれました。まじめで偽りのないこと、これを貫くには、命をかけるほどの情熱が必要なのだと知りました。 信実という言葉はそれだけの覚悟がなければ使えない貴重なもので、だからこそ、美しく心を打つのだと思いました。

2.ぼくはこれから~と書く

本を読んでみて、これから自分はどうしていきたいのか、どうなりたいのかを書いてみましょう。 読書感想文では、本を読んだ後のあなたの変化や取り組みを書くことが期待されています。


僕はセリヌンティウスのように親友を信じ続ける自信がありません。それは僕がまだ本当の親友を知らないことや心の弱さに原因があるかもしれません。王様の言葉も絶対に違うとは言い切れない気もします。僕はこれから、信頼とは何か、親友とは何かについて、さらに深く考えてみたいと思いました。

3.作者が一番伝えたいことを書こう

本のテーマ(中心になる作者の考え)をまとめてみましょう。作者の伝えたかったことは何かな。 テーマ対して自分はどのように感じたのかをいっしょに書きましょう。


作者の太宰治は、別の作品「待つ」でこんな言葉を書いています。「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」。走れメロスは、そのエピソードをもとに創作されたといわれています。 実際は、親友の頼みを聞き入れて待つセリヌンティウスの方が辛いはずです。

でも、信実や正義という表向きのテーマで待たせる方の辛さを伝えるのが作者の上手なところです。本当のテーマはただ面白おかしく読んでくれればいいと考えていたのではないでしょうか。冒頭の「メロスは激怒した」と最後の「勇者はひどく赤面した」も対になっていて、思わずにやりとしてしまいました。

4.本の中の言葉でまとめよう

「○○○」と主人公も言っているくれているみたいだのように、本の中から忘れられない 印象的なセリフを抜き出して自分の気持ちとつなげて書いてみましょう。


「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは多くの困難にあっても約束を果たすために走り続け、友の信頼に応えました。そして最後には、王の心までも動かしました。僕も大切なものを守るために、最後までやり遂げる強い意思を持ちたいと思いました。

まとめ

読書感想文の最後は、本を読んだあなたの思いを書くことが大切で、その切り口は次の4つがありました。

  • 本から自分が学んだことを書く
  • 僕はこれから~、と書く
  • 作者が一番伝えたかったことを書く
  • 本の中の印象的な言葉でまとめる

この中から、あなたの書きやすい型を選んで、文章をうまく締めてくださいね。