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新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

勝間和代の面白いブログを書く20のルール

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勝間和代さんの書いた「目立つ力」インターネットで人生を変える方法には、ブログ運営のルールが20個あげられています。この記事では、項目を1つずつ挙げ、私なりの所見を書いていきたいと思います。

bp.shogakukan.co.jp

勝間和代の考える面白いブログとは

1|スクロールせずに読める長さで週1回は書く

固定読者を対象に記事を書く場合、このルールは有効です。しかし、検索からの流入を意図するブログでは、1000文字程度の長さの記事が必要です。基本は、内容を伝えるのに必要な量を過不足なく。

最近のSNSの傾向を見ても、テキストは短くなり、写真や動画で見せる方向にシフトしています。パッと見て、パッと楽しめるのが好まれるのかもしれません。

更新は、週1回以上間隔があくと、忘れられてしまいます。個人的には週2・3回は更新をした方が良いと思います。

2|1話完結を目指す

1つの記事に1つの話題で完結するというのはブログの基本です。たまに連載を目にしますが、続きまで読まれることは、ほとんどありません。文章が長くなっても1つのURLで、記事は完結させましょう。

3|既存メディアにまねできない付加価値をつける

付加価値とは、誰かが関わったり、何かを組み合わせたりすることで、元の価値以上の新たな価値が生まれることを言います。

ご飯に卵をかけたものは、卵かけご飯です。卵かけご飯は、元のご飯と卵を単純に足した価値より高くなります。この高くなった分が付加価値です。あなたがブログに書くことで、元の情報の価値がより高まる。

そうした付加価値があなたのブログを読む動機です。逆にいえば、どこでも書いてあることしか、得られないブログを読者はわざわざ選びません。

4|行間をたくさんあけることをいとわない

適度に行間をあけることで、文章が読みやすくなります。ウェブライティングの書籍で4段落の法則というものがあります。人は、4段落目までは読んでくれるが、そこで工夫をしないと読むのをやめてしまう、というもの。

人気ブログは、2・3行で段落を構成し、読みやすいよう行間をあけています。また4段落ごとに画像や図表、小見出しを入れて読み手の飽きを防ぎます。良い文章は「完読される文章」という捉え方もあります。

現在は、ブログをスマホで読む人が急増しています。スマホでの見やすさを考慮した場合、行間をたくさんあける重要性は、以前よりも増しています。

5|文字の形や色選びには意味がある

たとえば、リンクは「青」、重要部分は、太字や赤など一般的なルールがあります。このルールを逸脱してコンテンツをデザインすると、使い勝手が悪く、読みにくくなります。ブログのデザインは、読み手の自然発想に逆らわないことが重要です。

文章の装飾も最小限が良いと思います。あれもこれもと強調すると、どこが重要なのか伝わらなくなります。本当に重要な部分だけを強調しましょう。

6|最初の2行を選ぶ

読者は、記事タイトルと文章の書き出しを見て、後に続く本文を読むかどうかを決めます。判断は一瞬です。文章全体の内容も大切ですが、読まれなければ意味がありません。

まずは、記事タイトルと書き出しの2行で、読み手の興味を引くことに力を注ぎましょう。記事タイトルの書き方は、下記の記事を参照してください。

7|自分らしさの出る文章をわかりやすく

わかりやすさは、小学生でもわかる言葉づかいで文章を書くこと。文章は短文で短く区切ることがあげられます。では、自分らしさとは何でしょうか?

ブログで自分らしさを出すには「話し言葉」で書くと良いと思います。読み手に語りかけるように書くことで、あなたの人柄が伝わります。まったく無駄のない文章よりも、遊びのある文章の方が親しみがわきます。

親近感は、理解を助けます。あなたを好きになってもらうことは、あなたの発言が理解されやすくなることに直結しているのです。

8|「わかる、わかる」という内容で

ブログで重要なことは「共感」です。共感というと抽象的ですが、ようするに読み手と同じ目線で文章を書くことだと思います。何かを伝えるときは、上から目線の発信をしがちです。そうではなくて、親しい友達と話す感覚で書くと良いでしょう。

説明で比喩、たとえ話をあげるときがあります。そのとき、読み手の日常に密着したたとえで書くと内容がスムーズに伝わりやすくなります。いわゆる「あるある」ネタは、思考の結果ではなく「心当たり」 に気づいてハッとするものです。

9|「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して、親しみを持たせる

アンソロジーは、物語形式のことです。あなたの過去の体験を整理して、物語形式で語ることで読み手の共感を得られます。なぜ、物語だと共感を得られるのでしょうか?

理由は、物語にすることで、読み手があなたの体験を追体験できるからです。あなたのことなのに、読み手が自分のことのように感じるのです。物語の書き方には、典型的な型があります。型にのっとって書くことで、共感が得やすくなります。

10|「私の代わりに○○してくれて、ありがとう」ブログを目指す

ブログの記事を読むことは「ネタバレ」を楽しむこと。何かをやろうとするとき、必要な情報を事前に仕入れておくのは、ネタバレを求める心理といえます。

興味はあっても自分ではできないこと、言えないこと、あるいは、自分も体験するつもりだけど、予習しておきたいこと。そうしたことに、現代の消費者は価値を見いだします。

 

毒舌ブログが支持されるのも理由があります。誰もが、自分が矢面に立って敵は作りたくないもの。ですが、本音を、自分の代わりにズバリと発言する人を見ると、スカッとするのではないでしょうか。

11|文章力はいらない

文章は、誤字脱字があっても「何を伝えたいのか」という点で見るべきものがあれば、読まれます。多少、無駄や伝える順番の前後があっても、話題自体が面白ければ、読者は最後までついてきてくれるものです。

つまらない話を面白く書くことはできません。ですから「何を伝えるか」は、妥協することなく厳選する必要があります。しかし、それが決まれば、書き方は基本的に自由です。長くなっても伝えきることを優先して、書けば良いでしょう。

12|ふだんから面白く話している人のまねをする

文章力を多少なりとも上げるコツは、うまい人の書き方をまねること。そのためには、書くだけでなく、ブログや書籍を読むことが役立ちます。「こんなふうに書けたらいいな」と思う人がいれば、その人のまねをしてみましょう。

まねをするのは、自分に足りない技術や視点に気づくきっかけとなりえます。また、まねをしても、どうしてもまねしきれない部分も出てきます。それは、あなたのオリジナリティともいえます。

何人かお手本の書き手を見つけて、それに近づく努力をする。そうすることで、あなたの文章力、表現力は飛躍的に伸びます。

13|役に立つフレーズを入れる

ブログのリピーターを増やすコツに「得した感」の提供があります。記事を読んで、得るものがあった、という実感が、次の更新も読もうという動機づけにつながります。

有名で役に立つ言葉を引用したり、Twitterから切れるフレーズを引いたりして、記事を構成しているブログがあります。こうしたブログは、本筋の内容のほかにも教訓として覚えておきたいもの。目の覚めるような言葉には中毒性があります。

意識的に役に立つフレーズを記事に仕掛けておくことで、ファンを増やせるのです。

14|共通体験、流通している言葉を使う

これも読者と目線を合わせることだと思います。誰を読み手として想定しているのか、が明確に決まっていれば、必然的に使う言葉は絞られます。読者は、年上か、同世代か、若者か、男性か女性か。世代や性別を考慮して言葉は選びましょう。

また、人と仲良くなるには、共通の体験や知識をシェアし合うのが有効です。世代が違ってリアルタイムで共通体験をしていなくても、両親や祖父母から聞いたことがある、という体験を話すだけでも効果があります。

共通体験を照らし合わせることは「あなたのことに興味がある」と相手に伝えます。あなたの知っていること、体験したことで、相手の興味に焦点を絞って伝えてみましょう。

15|コンテンツとしてのアフィリエイトと広告を活用する

売り込む、ブログで収益を上げるという意味ではなく、話題の中で自然に出てきた商品は、紹介しておくと読み手にとって親切です。別に売れる必要はない、と思います。

記事を読んで「欲しいな」「もう少し詳しく知りたい」と思った人の手間を減らす意味で、アフィリエイト広告を貼るのは良いのではないでしょうか。また、広告を貼ることで、どの程度のクリックがあったかなどの情報が集められます。

16|コンテンツ力と編集力を重視する

ブログは、運営者である書き手が編集長です。記事に何を取り上げ、何を取り上げないか、すべて編集長のあなたが決められます。私は、書いてあることだけでなく、ブログに取り上げられていないことにも、書き手の考えが表れていると思います。

ブログで大切なことは、編集長の方針が明確で大ブレしないこと。読者は、このブログを訪れれば、こういうことが書いてある、とあてにして訪問します。ときにはサプライズもありですが、基本は、読み手の期待に応える記事をそろえること。これを心がけましょう。

17|「RSSリーダー」対策

ブログそのものを訪れずに、RSSと呼ばれる中身だけを抽出した配信用文書でブログを読むケースが増えています。タイトルと数行の情報で、詳しく読むかどうかを決めるので、やはりタイトルに力を入れることが重要です。

また、本文は冒頭の数行しか表示されないケースが多いので「結論から書く」か、逆に気になるフレーズで書き出して、中身を読みたいと思わせるのか、工夫の余地があります。

18|人気エントリーにするために

ネタに困ったときは、無料ブログの会社が提供する「ブログネタ」で記事を書く手があります。みんなが集まりやすいネタが提示されるので、アクセス数をあげたい、認知度をあげたい人は活用すると良いでしょう。

繰り返しますが、記事タイトルをどうつけるかで、ブログの拡散力や閲覧数は変わります。本書「目立つ力」では、ブログタイトル作りの補助ツールとして「ホッテントリーメーカー」が、紹介されています。

キーワードやフレーズを入れるだけで、話題の書籍や映画のタイトルと合成した記事タイトルの候補を表示してくれます。

pha22.net

19|コンテンツ作りのルールを守る

ブログを書くときに注意すべきは法を守ること。特に著作権には注意する必要があります。

  • 引用は、引用だとわかるようにし、文章を変更せず、出典を明記する
  • 引用が許される使い方は、自分自身の表現が主、引用は従の関係であること
  • また、印象の分量は、常識の範囲をこえないこと

ウェブのコンテンツからの引用なら、リンクなどで元の記事が読めるようにするのが良いでしょう。ほかにも写真の使用では、肖像権、著作権に留意すること。また、内容によっては、景品表示法や薬事法も確認しておく必要があります。

20|読んでくださっている人への感謝の気持ちを忘れない

書き手、発信する側だからといって、上から目線にならないこと。私は、ブログの文章を書いて公開することは、師匠や先輩の前で、芸の稽古をつけてもらっている感覚でいます。

あえて感謝の言葉を書くことはありませんが、なるべく読み手に負担をかけないことは心がけています。読みやすく、わかりやすく、読んだ人に何か情報のおみやげがあるように、と考えていますが、まだまだです。

アクセスが増えて人気ブログになっても、読者への感謝の気持ちは忘れないでいたいものですね。

まとめ

以上、勝間和代著「目立つ力」の面白いブログ・コンテンツを書くための20のルールの見だしから、私なりの解説を書いてみました。本書で著者が書いていることとは、別の解釈で書いています。本書も併せて読まれると、理解が深まると思います。