新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

すぐ「ググる」オジさんとオバさん

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Googleで検索して調べることを「ググる」といいます。自分で調べないで、すぐに人に答えを聞こうとする人に「ググれ!」なんていう言い方もします。わたしの場合は、気軽に検索窓に知らない言葉を入れて調べることが多いのですが、実は、こんなふうに頻繁に検索で調べものをするのは、オジさん、オバさんが多いのではないでしょうか。

なぜ「ググる」のは、オジさんやオバさんが多いのでしょうか。たぶん、子どもの頃から親に「辞書を引け、辞書を引け」と繰り返し言われ続けたからかもしれませんね。ちょっとした言葉を調べるのに本棚から辞書を引っ張り出して、細かな文字から該当箇所を探すのは、慣れないと骨が折れます。こんな面倒な思いをして調べたいことは少ないですね。

でも、ネットと検索が普及してから、オジさん、オバさんは俄然、調べるようになりました。検索窓に知りたい言葉をタイプすれば、辞書を引くよりずっと簡単に回答を得られるようになったのですから。あなたのまわりでも、何でも「ググる」オジさん、オバさんがいるでしょう?

一方、生まれたときからネットに囲まれた世代は、意外と検索で調べものをしません。これはオジさん、オバさんが、子どもの頃「辞書を引く」ときに感じていた面倒を「ググる」ことに感じているのかも知れません。

若い人が、知らないことを調べずに、すぐ人に聞くのは、回答を得る手間が検索で調べるよりずっと少ないからです。音声検索は、こうしたニーズに応えて登場してきたのではないかと思います。調べものを無闇に人に聞くと叱られるから、スマホに向かって話しかけて、ということでしょう。

辞書を引く、検索窓に言葉をタイプする、スマホに話しかける。時代が進むにつれて、物事を調べるのが容易になっていきます。これからはきっと、スマホに話しかけるのも面倒に感じる世代が増えてくるでしょうね。

最近は、サジェスト機能で、調べる意思が生じる前に「こういうのが知りたいのでは?」と質問までコンピュータが先回りして教えてくれます。そういう意味では、もうかなりの人が「質問を自分で考える」「疑問を持つ」のも面倒だと考えているのでしょうか。