新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

才能のある人に共通する傾向

浦沢直樹の漫勉を毎週楽しみにしている。あの番組を見ても思うのだけれど、才能のある人というのは、共通して「自分より上手い人間はたくさんいる。かなわない」と口にする傾向がある。謙遜ではなく、素直にそう感じているようだ。

劣等感とまではいかなくとも、優越感はまったく持っていない。この分野では、自分より上手い人が数多くいるという思いが、何らかの新しい道を選ばせるようだ。自分にしかないもの、オリジナリティを求める動機は、こうした危機感にあるように見える。

もしも、客観的にも主観的にも最高の技術を持っていると自負していたら、新しいものを作ろう、拓こうという動機は生まれないかもしれない。

それともうひとつ。才能のある人は、他者と自分との才能の差異に敏感である。しかし、他者をけっして否定しない。「自分の求めるものとは違うけれど、面白い」という広い視野、柔軟な物の見方をしている。

物を作る人は、基本的に、天の邪鬼が向いていると思う。人が、これがいい、と求めることは、もうそれをやるのは止した方が良いと考える。逆に、わからないとか、貶されたりすると、意地になって繰り返す。

作り手は、既存の市場や需要に迎合しない。作品も、市場も、需要も新しく自分で作る、という気質がクリエイターだと思う。数多くブログのなかに、稀にそういうブログがある。これはアクセスとは無関係。でも見ればわかる。

才能を前にすると、新しさへの畏れと、それを見ることができた喜びで、心がざわめく。

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自分の好きな世界を自由に作ってみよう。