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Wi-Fiの通信速度が遅いときの対処法

Wi-Fiの通信速度が遅くて悩む女性

通信速度が遅くても、まずはWi-Fi(無線LAN)が遅いと決めつけず正確な回線速度を把握しましょう。

それには、有線LANのスピードを測るのが第一。
かんたんにいえば、この有線LANの通信速度が回線のトップスピードとなります。Wi-Fiの通信速度はこの数値より遅くなります。

有線LANの回線速度を測るには、下記サイトが役に立ちます。

 

この記事では、有線の速度より極端にWi-Fiの通信状況が遅い場合の対処法を解説します。

 

Wi-Fiが有線LANより大幅に遅い場合

これ、ルーターに問題があるかも。
ありがちなのが、ルーターが最新の規格に対応していないというもの。

6・7年前の古いルーターは、対応する規格が「11a」や「11g」止まりのものが多く、最大でも54Mbpsしか出ません。

ADSLなら十分ですが、光のギガ回線で使うには力不足です。

光のギガ回線で11a規格のWi-Fiルーターを使うのは、たとえるなら「2500ccクラスの高性能エンジンを積んだスポーツカーに軽自動車用のタイヤをつけている状態」。実力が発揮できないのはわかりますよね。

 

Mbpsって何?インターネットの通信速度を表す単位で、1秒間に送受信できるデータ量をいいます。数値が大きくなるほど通信速度が速くなります。

Mb(メガビット)+ps(per second)=Mbps

54Mbpsと表示されていた場合は、54Mbit(メガビット)のデータを1秒間に送受信できるということ。注意点は、カタログやWi-Fiの箱に54Mbpsと記載されていても実測は遅くなります。普通に動画を見る程度なら実測で10Mbps以上の速度が出ていればOK。

 

最低限「11ac」対応のルーターを使う

このようなギガビット級の高速回線を使う場合は、Wi-Fiでも「11ac」対応のルーターが必須です。もちろんスマホやパソコンなどの子機側の端末も11acに対応している必要があります。

11acとか11nのカンタン解説

Wi-Fiには主に6つの通信規格があります。
規格ごとに末尾のアルファベットが異なり(後述)、最大通信速度や利用する周波数帯が変わります。

11acは従来の4倍の帯域幅を備え、複数のアンテナのデータを束ねて使えるので、高速な通信が楽しめます。現在は、11ac対応のWi-Fiルーターが主流です。

子機側の端末も11ac対応が進んでいて、iPhone7以降、Androidスマホの標準になっています。ルーターを買い替えるなら、11acに対応したものを。

11acに対応していて遅い場合は、無線LANの電波状況が悪い場合もあります。その場合は中継器を検討します。

 

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サイト障害の可能性も機器が11acに対応しているのに突然速度が遅くなった場合には、プロバイダー(インタネットの接続業者)側に障害が発生している可能性もあります。そのような場合は、プロバイダのサイトにアクセスし、メンテナンスの進捗を確認してみましょう。

 

Wi-Fi規格のちがい(参考)
通信規格 最大通信速度 周波数帯
IEEE802.11b 11Mbps 2.4GHz
IEEE802.11a 54Mbps 5GHz
IEEE802.11g 54Mbps 2.4Ghz
IEEE802.11n 1000Mbps 2.4GHz/5GHz
IEEE802.11ac 2167Mbps 5GHz
IEEE802.11ad 4600Mbps 60GHz

 

5Gへルツ帯や2.4Gへルツ帯については「なぜ電子レンジを使うとwifi(無線LAN)が切れるの? 解決法は?」をご参照ください。

11ac対応の売れ筋Wi-Fiルーター

ここからは11acに対応したメーカー別のおすすめ機を5機種紹介します。ちなみにわたしは、NECのWG1900HPを使っていますよ。

どれも十分な機能が備わっていますが、NECやBUFFALOの製品を選んでおけば間違いないと思います。

NEC Aterm WG1900HP

NECが誇る平面アンテナを内蔵。コンパクトなのに強い電波で安定した通信ができます。

5Gへルツ帯と2.4Gヘルツ帯で電波強度が強い方を自動選択する「バンドステアリング」と電波干渉が小さいチャネルに自動切り替えする「オートチャネルセレクト」も搭載しています。電子レンジで不安定になりません。

スタンドを付け替えることで縦置き、横置き、壁掛けいずれにも対応。一押し。

 

I-Oデータ WN-AC2033GR

1733Mbpsの11acと300Mbpsの2.4Gへルツ帯11nを組み合わせた機種です。全方向(360度)に電波の死角を作らない「360コネクト」でムラのない電波を送信。

 

エレコム WRC-1900GHBK-S

11acが1300Mbps、2.4Gへルツ帯の11nが600Mbpsとなるミドルクラス機です。

送信アンテナは3本ですが、端末に電波を集中させる「ビームフォーミングZ」を搭載。シンプルな構成で基本性能を充実させた一台。

 

 

ビームフォーミングとは、無線LANで効率よく電波を出力する機能。子機の端末をソナーで探索し、狙った子機にビームを照射する技術です。これによりネットワークの実効速度アップが期待できます。

 

 

 

最高2167Mbpsの11acと1000Mbpsの2.4Gへルツ帯の11nを採用。ミドルクラスの製品ながらも、ハイエンドクラス機並みの通信速度を誇ります。USB3.0端子、2.0端子も装備し上位機と遜色ありません。性能で選ぶならコレ。

 

BUFFALO WSR-2533DHP

1733Mbpsの11acと800Mbpsの2.4Gへルツ帯11nを組み合わせた製品。スペックは、ワンランク上の機種と同等。アンテナ4本を内蔵したコンパクト機ながら高感度で安定した電波を飛ばします。

11acの標準規格のビームフォーミングに加え、ビームフォーミングに非対応(iPhone5世代以前)の古いiPhoneやiPadでも高速化が期待できる機能を備えています。

 

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本体のカラーはクールなブラックのほかにスタイリッシュなシャンパンゴールドもあります。縦置き、横置き、壁掛けと設置も自在。

 

設定の仕方は今はカンタン!

Wi-Fiを買うのはいいけれど「接続や設定が難しくないかな」と不安ではありませんか。今は、とてもカンタンになりました。

ほとんどの機種に親機の簡単設定機能がついているからです。

専用アプリを入れて、ボタンを操作するだけで接続設定ができます。簡単設定機能には、業界標準の「WPS」という規格と、メーカー独自の方式があります。

 

主な設定方式

WPS 業界標準の設定方式 ほとんどのWi-Fiルーターが対応。互いに「WPS」ボタンを押すことで設定が完了
らくらく無線スタート NECが開発したカンタン設定方式 互いに「らくらくスタート」ボタンを押すことで設定が完了
AOSS バッファローが開発したカンタン設定方式 互いに「AOSS」ボタンを押すことで設定が完了

 

まとめ

以上、Wi-Fiの通信速度が思ったほど速くないときの対処法を紹介しました。

  • 有線でLANの速度を測る
  • Wi-Fi(無線LAN)と子機が11ac規格に対応しているか確認
  • サイト障害の可能性がないか確認

この3つの確認作業で、Wi-Fiの通信速度改善の見通しを立てます。11acに対応していない場合は、最新のルーターの購入を検討しましょう。

なお、Wi-Fi親機と使う端末に距離や障害物がある場合は、中継器の活用も有効です。

 

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