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小学生の読書感想文におすすめの本15選【学年別】

読書感想文が書きやすい本

夏休み、冬休みの読書感想文の本は決まりましたか。

長く読み継がれてきた名作は、ストーリーの面白さに加え、読み手の感情を揺さぶる魅力があります。

小学生のうちに名作の読書に親しむと

  • 本を読む習慣が身につく
  • 理解力、読解力が高まる
  • 言葉の表現が豊かになる

こうしたメリットがあります。

この記事では、小学生の低学年、中学年、高学年に分けて読書感想文におすすめの本を15冊紹介します。

日常的なテーマで感想が書きやすいですが、読むたびに新しい発見のある、大人が読んでも心に響く名作を中心に選びました。

読書感想文におすすめの本:低学年

いちょうの実

今日は、千のいちょうの実たちが母親のいちょうの木のもとを一斉に離れる日です。

ある者は不安に押しつぶされそうになりながら、旅立ちの日を待ちます。

自然を題材に親子の情愛を描いた宮沢賢治の人間味あふれる作品です。

 

手ぶくろを買いに

森に暮らすキツネの親子のもとに寒い冬がやってきました。

母キツネは冷たくなった子ギツネの手を温め、手袋を買ってやろうとしますが…。

子ギツネが生まれて初めて経験する冒険と、母と子の間にあふれる愛情が描かれた新実南吉の名作です。

 

蜘蛛の糸

地獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一本の救いの糸。

ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、またもや地獄に落ちてしまいます。

彼は本当は優しさあふれる人間なのでしょうか、それとも…。

芥川龍之介の最初の子ども向けの作品です。

 

最後の一葉

 

グリニッジ・ヴィレッジに住む貧しい画家ジョンシーは肺病にかかり、生きる意欲を失ってしまいます。

窓辺から見える残り少ない蔦の葉を数え、すべての葉が散ってしまったときに、自分の命が尽きると…。

短編の名手と知られる著者。

そのなかでも日本でもっとも愛されている一篇です。

 

新発明のマクラ

睡眠学習機能がついたマクラを発明したエフ博士。

隣のおじさんが実験台になります。

全172ページの中に36作品が収録されたショートショートの中の1作品。

わずか4ページほどの紙面に起承転結が凝縮されています。

 

読書感想文におすすめの本:中学年

天の岩戸

須佐之男命の乱暴に心を痛めた天照大神は、責任を感じて天の岩戸に閉じこもってしまいます。

太陽の神である天照大神が隠れてしまったので、あたりは真っ暗になってしまいます。

日本の神話を昔話を読むように楽しめる一冊。

 

耳なし芳一

平家物語を見事に語る琵琶法師芳一は、平家の怨霊にとりつかれてしまいます。

芳一を守るため、和尚は芳一の体じゅうにお経を書きますが、耳にだけ経文を書くことを忘れてしまい…。

怪談話の魅力や恐ろしさが詰まった1話です。

 

枕草子

平安時代中期に中宮定子に仕えた清少納言。

高い教養の女房たちの中でも清少納言の機知にとんだ歌のやり取りに誰もが感心したと言われています。

そんな清少納言が宮廷で興味を持ったものを鋭い感性で観察し書き綴った1冊です。

 

のんのんばあとオレ

のんのんばあは、著者の少年時代、家にお手伝いに来ていたおばあさん「景山ふさ」さんの愛称です。

お化けや妖怪の話を聞かせ、著者が妖怪に魅せられるきっかけを作った人として知られています。

このお話は、そんなのんのんばあとゲゲゲの鬼太郎の著者・水木しげるとの少年時代を振り返った自伝です。

 

シャーロック・ホームズの冒険

コナン・ドイルが19世紀に生み出した名探偵シャーロック・ホームズ。

ロンドンにまき起こる奇怪な事件を相棒のワトスンと天才的な推理力で解決していきます。

ミステリ史上最大にして最高の名探偵の活躍が12篇収録されている第一短編集です。

 

読書感想文におすすめの本:高学年

バッテリー

時には衝突し、口もきかないほどになる巧と豪。

しかし、キャッチャーを信頼できなければ、ピッチャーはマウンドに立つこともできません。

困難を乗り越え、相手に踏み込むことができたとき、本当の理解が生まれます。

 

夢十夜

第一夜から第十夜まで続く連作。

一つ一つは短く、現代(明治)、神代、鎌倉、100年後と10の世界が「こんな夢を見た」で始まります。

当時「朝日」に連載された夏目漱石異色の短編小説。

 

ふわふわ

まるで自分のひざの上で、暖かくやわらかいネコをなでているような、ゆったりとした癒しの時間が味わえます。

ネコといっしょにひなたぼっこをしたくなるタイトル通り、心も体もふわふわになれる1冊。

 

満願

肺病を患った夫のために、毎朝薬を取りにくる若い女性。

春を過ぎて夏になった頃、彼女はパラソルをくるくるっと回しながら飛ぶようにして帰っていきます。

必要十分なことだけをわずか1600字で見事に描ききった太宰の掌編です。

 

罪と罰

鋭敏な頭脳を持つ貧しい大学生ラスコーリニコフは、二つの殺人を犯してしまいます。

第一の殺人は予期しなかったもの。

この殺人が彼の心に重くのしかかり、罪の意識におびえます。

人間の罪と罰、そして愛。

上下巻の長編で読み応え十分です。

 

まとめ

以上、小学生の読書感想文におすすめの本15選でした。

長く読み続けられている名作を中心に取り上げましたので、読みたびに新しい気づきが得られることでしょう。

尚、この記事で取り上げた本は、明治大学教授の齋藤孝先生監修の通信作文教材・ぶんぶんドリムの体験キット付属の保護者用情報誌Partnerを参考にしています。