新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

新聞のスクラップのやり方 - 小学生向き

小学生向き新聞スクラップの方法

新聞記事を切り抜いて内容を保管する「スクラップ」は、新聞学習の定番です。

この記事では、新聞の切り抜きをまとめる、スクラップブック・ノートの書き方、作り方を徹底説明します。

スクラップ作りで必要なもの

 

新聞スクラップノートの作り方

1)朝刊・夕刊の中で「気になった記事」「うれしくなった記事」「いやだなと思った記事」など感情の動いた記事を切り抜きましょう。

2)切り抜いたら新聞の余白に赤で、新聞名、朝刊か夕刊か、日付、ページ数を記入しておきます。

こうしておくことで、あとで確認するときに、いつの、どの新聞の情報か探しやすくなります。

スクラップのコツ


3)記事のいちばん大事なところに、青か黄色の蛍光ペン(マーカー)で、色を塗っておきましょう。すべての記事を読まなくても、ポイントだけが一目でわかる工夫です。

4)疑問に思うところ、わからない言葉には、赤のボールペンで線を引き、辞書などを使って調べておきます。調べた内容を余白にメモしましょう。

5)いつも使っているものより大きめのノート(スクラップノート)やスクラップ帳を用意しましょう。切り抜いた記事を貼るときは、1ページに1日分の記事がおさまるようにすると見やすくなります。

新聞スクラップの作り方


6)記事を読んで思ったことや感じたことをノートの余白に書き込みます。

 

 

スクラップのコツは、ためないでコツコツ続けることです。スティックタイプのノリで貼るより、貼ってはがせるタイプのテープのりを使うとキレイに仕上がります。

 

 スクラップ新聞のやり方

スクラップ新聞では、模造紙などの大きな紙に新聞記事を貼り、あなたの考えを書きこみます

どの記事を切りぬき、どう見せたら、読み手にあなたの考えが伝わりやすいか工夫しましょう。

意見や考えを書くには、新聞記事をきっかけに、さまざまな知識を調べる必要があります。次節では、スクラップ新聞作りの流れを解説します。

 

スクラップ新聞作りの流れ

ここではスクラップ新聞作成の流れを紹介します。次の7つの工程があります。

記事を切りぬき集める

自分が関心のあることをテーマにします。テーマが決まっていないときは、とりあえず気になる記事を切りぬいていきます。

テーマを決める

テーマを決めずに切りぬいていても、見直すと自分の興味のあるものの傾向がつかめてきます。その興味をテーマにすえます。

記事のグループ分けをする

記事を整理してグループ分けをして、使う切りぬきを選びます。

自分の考えをまとめる

それぞれに記事についてのコメントと新聞全体のまとめとなる意見を、メモ用紙やふせん(ポストイット)などに書いておきます。

紙の上に記事をおきレイアウトを決める

記事のグループごとにかたまりを作り紙の上に配置します。このとき題字と見出し、コメントを書くスペースは空けておきます。

題字と見出しを大きく書く

太く大きな字で大事を書くと新聞の見た目がよくなります。

記事をはり、コメントとまとめを記入する

メモ用紙に書いたコメントやまとめとなる意見を新聞に記入します。ポストイットをそのままはってもよいです。

ポイント

切りぬきには新聞名と日付を忘れずに書き込みましょう。もぞう紙にはるときにも、それらがわかるようにはるのがコツです。

 

スマホでできるスクラップ

新聞記事のスクラップをスマホで行う方法もあります。

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 手を汚さずデジタルで保存できるので便利です。あとで記事を検索して簡単に呼び出すこともできます。

 

スクラップの活用法&アイデア集

コラムで日記をつけてみよう

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スクラップを毎日、あるいは毎週続けられるように、1回限りの記事ではなく、いろいろな分野で活やくする人を紹介するコーナーや読者の投稿欄など、定期的に連載されるコラムを素材として選びましょう。

料理のレシピをスクラップしていけば、あなただけのオリジナル料理本が完成します。

 

日本全国の記事をスクラップしよう

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新聞の記事にはさまざまな地名が出てきます。日本国内のできごとを伝える記事を切り抜き、それが、どこの場所で起こったできごとなのか、まとめてみましょう。手順を説明します。

 

  1. 記事に場所を説明する地図があれば、記事といっしょに切り抜きます。
  2. 記事の中から都道府県名をさがしてマーカーでチェックします。
  3. 上のような白地図に該当する都道府県名をさがし色をぬります。
  4. 都道府県の人口や面積、産業、特産品などをスクラップに記入します。
  5. 都道府県すべての記事にあたり白地図を制覇しよう

 

複数の記事から一つのできごとの真相にせまろう

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あるできごとの真相にせまるために、その掲載日を中心とした関連記事をできるだけ多く集めて、証拠立てて調べてみましょう。

  1. 取り上げる記事を決定します。複数の銘柄の新聞を選んで、共通して取り上げられているできごとを選ぶと進めやすいです。
  2. 1紙だけだと見解が偏ってしまうので、できるだけ多くの銘柄の新聞から関連する記事を集めましょう。
  3. 記事の余白に、赤のボールペンで、新聞名、朝刊か夕刊か、ページ数、日付を書き、日付や記事の種類ごとにクリアファイルに入れて整理します。
  4. 重要な言葉や数字は、マーカーでチェックしておきます。
  5. できごとの真相が実際はどのようなものであったのか、自分の考えをスクラップブックにまとめましょう。自分がそう考える根拠となる記事を明記することを忘れずに。

 

日本経済新聞はスクラップしやすい

日経新聞がほかの新聞と大きく異なっている点は、経済専門紙であり読者が「記事をスクラップする」ことを意識した紙面構成をしていることです。

記事が表うらの両面にわたる部分は少なく、記事のうら側は広告が掲載されているので「両面にスクラップしたい記事が載っている、どっちを切り抜こう」という悩みが起こらないように考えられているのです。

また、連載コラムは読者に切り抜いてもらうことを前提にしています。

 

まとめ

以上、新聞スクラップの方法でした。
独自のテーマで、オリジナルのスクラップを作りましょう。

スクラップは、友達と交換したり、みんなの前で発表したりすると、いっそう知識を深めることができますよ。

 

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