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子供の感想文がひどい時の手直し|親の手伝いでうまく見せる方法

感想文を親の手伝いでうまく見せる方法

  • 子供の感想文がひどい…
  • 面白かった・すごいばかりで全然ダメ

読書感想文を見て、そう感じてしまう親御さんは少なくありません。

でも、最初から完璧な感想文にする必要はありません。
今ある文章に少し手を加えるだけで、ぐっとマシに見せることができます。

この記事では、小学生の読書感想文を親が手助けするときに使える、すぐできる直し方を紹介します。

子供の感想文がひどいと感じるよくあるパターン

まず、「この感想文はひどいかも」と感じやすいパターンを整理します。

多くの場合、子供の感想文がひどく見えるのは、内容がないからではありません。
書き方が単調で、何を感じたのかが伝わりにくいだけです。

よくある状態 ひどく見える理由
「面白かった」ばかり どこが面白かったのかが伝わらない
「すごいと思いました」ばかり 何をすごいと思ったのかがわからない
あらすじばかり 感想文ではなく本の紹介に見える
文が短すぎる 考えが浅く見えてしまう
同じ語尾が続く 幼く、単調な文章に見える

つまり、直すべきポイントは「上手な文章にすること」ではありません。
何をどう感じたのかが少しでも伝わるようにすることが大切です。

子供の感想文をすぐマシにする3ステップ

時間がないときは、全部を書き直す必要はありません。まずは次の3つを確認してみてください。

  1. 「面白かった」「すごい」「思いました」を探す
  2. 「どこが?」と1回だけ子供に聞く
  3. 出てきた答えを文章に一文足す

この3ステップで、感想文はかなりマシに見えます。

修正前:すごいと思いました。
修正後:最後まであきらめなかったところが、すごいと思いました。

これだけで「何がすごいのか」が伝わります。
親が長い文章を作る必要はありません。子供に一言聞いて、その答えを足すだけで十分です。

「面白かった・すごいばかり」を手直しする方法

小学生の感想文でよくあるのが、「面白かった」「すごい」「びっくりした」などの短い感想だけで終わっている文章です。

この場合、言葉の言い換えよりも、場面・理由・自分の反応のどれかを足すと自然に直せます。

修正前 手直し後 足したもの
この本は面白かったです。 主人公が次々と困ったことを乗り越えていく場面では、ハラハラしてページをめくる手が止まりませんでした。 反応
主人公の勇気がすごかったです。 あんなに大きな相手に一人で立ち向かっていくなんて、ぼくにはとてもできません。その勇気に胸が熱くなりました。 理由と反応
犯人が意外でびっくりしました。 一番やさしいと思っていた人が犯人だったので、真実がわかったとき心臓がドキッとしました。 理由と反応
最後は感動しました。 ずっと会えなかった家族に会えた場面を読んで、自分のことのようにうれしくなりました。 場面と反応

ポイントは、表現を変えることではありません。
「どこが?」「なぜ?」「読んでどうなった?」を一つ足すだけでよいのです。

感想文を手直しするときの順番

いきなり全文を書き直そうとすると、親も子供も疲れます。
短時間でマシにするなら、直す順番を決めておくのがおすすめです。

順番 見るところ やること
1 同じ言葉 「思いました」「面白かった」が続いていないか見る
2 理由 「なぜそう思ったか」を一文足す
3 場面 本のどの場面なのかを入れる
4 自分の反応 ドキドキした、ほっとしたなどを足す
5 最後のまとめ 読んだあとに考えたことを一文入れる

全部直せなくても大丈夫です。
1か所でも「理由」や「場面」が入ると、感想文らしくなります。

感想文が短い・尺が足りないときの増やし方

感想文がひどく短いときは、新しく別のことを書かせるよりも、今の文に一文ずつ足す方が簡単です。

文字数を増やしたいときは、次の3つのどれかを足します。

  • どの場面でそう思ったのか
  • なぜそう思ったのか
  • もし自分だったらどう感じるか
短い文 書き足し後
主人公が友達を励ます場面が心に残りました。 主人公が友達を励ます場面が心に残りました。ぼくも落ち込んでいたとき、友達に声をかけてもらってうれしかったことがあります。だから、その場面を読んで、言葉の力は大きいと思いました。
主人公は、みんなのために自分を犠牲にしました。すごいと思いました。 主人公は、みんなのために自分を犠牲にしました。もし自分だったら、こわくて逃げてしまうかもしれません。自分のことより仲間を大切にした主人公は、本当に強いと思いました。
この本を読んで、命の大切さがわかりました。 この本を読む前は、毎日を当たり前のように過ごしていました。でも、主人公の姿を見て、家族と話せることやご飯を食べられることも大切なことだと気づきました。

短い感想文を長くするときは、ただ文字数を増やすのではなく、場面・理由・自分とのつながりを足すと自然に増やせます。

あらすじばかりの感想文を修正する方法

読書感想文があらすじばかりになるのも、よくある悩みです。

あらすじを書くこと自体は悪くありません。
ただし、あらすじだけで終わると「本の紹介」に見えてしまいます。

心に残った場面を一つ選び、自分の気持ちを足すのがコツです。

あらすじだけ 感想文らしく修正
主人公はみんなに反対されても、自分の夢を追いかけ続けました。そして、最後はコンクールで優勝しました。 主人公がみんなに反対されても夢をあきらめなかったところが、いちばん心に残りました。もしぼくなら、周りに反対されたらやめてしまうかもしれません。だから、主人公のように自分を信じる強さはすごいと思いました。
ももたろうは、イヌ、サル、キジを連れて鬼ヶ島へ行き、鬼を退治しました。 ももたろうが仲間と力を合わせて鬼を退治したところが印象に残りました。一人ではできないことでも、仲間がいればできることがあるのだと思いました。
スイミーは仲間と力を合わせて、大きな魚を追い出しました。 スイミーが「ぼくが目になろう」と言ったところが心に残りました。自分にできる役割を見つけて行動することが大切だと感じました。

親の手助けで感想文をうまく見せるコツ

子供の感想文を親が手伝っていいのか、迷う方も多いと思います。

目安は、内容を作るのは子供、読みやすく整えるのは親という役割分担です。

親の手助け OK/NG 理由
「どこがそう思ったの?」と聞く OK 子供の考えを引き出すだけだから
子供の言葉をメモする OK 本人の感想を使っているから
同じ言葉を少し言い換える OK 文章をうまく見せる手直しだから
文の順番を入れ替える OK 読みやすくする修正だから
親が内容を考えて書く NG 子供本人の感想ではなくなるから
大人っぽい表現に全部直す NG 不自然で、子供の文章に見えにくいから

「こう書きなさい」と指示するよりも、「どこが?」「どうして?」「読んだときどう思った?」と短く聞く方が、子供の言葉が自然に引き出せます。

親が手伝うときに使える質問例

子供の感想文をうまく見せるには、親の質問がかなり大事です。

質問は、次のように短く聞けば十分です。

子供の言葉 親の質問 文章に足すこと
面白かった どの場面が? 面白かった場面
すごいと思った 何がすごかった? すごいと思った理由
悲しかった 誰のどんなところが? 悲しくなった場面
びっくりした 何が予想外だった? 驚いた理由
よかった どうなってよかった? ほっとした結末

親が文章を作らなくても、質問で出てきた答えをそのまま足せば、感想文はかなり自然に見えます。

感想文を簡単に仕上げるテンプレート

どうしても書けないときは、テンプレートに当てはめるのが一番早いです。

空欄に本の内容や子供の言葉を入れるだけで、それなりに読める感想文になります。

使う場所 テンプレート
書き出し この本を読んで、いちばん心に残ったのは〜の場面です。
場面説明 その場面では、〜が〜しました。
感想 私はその場面を読んで、〜と思いました。
理由 なぜなら、〜だからです。
まとめ この本を読んで、これからは〜したいと思いました。

「思いました」が多くなりすぎる場合は、一部を「感じました」「考えました」「気づきました」に変えると、少し自然になります。

やりがちなNG手直し

感想文をよく見せようとして、逆に不自然になることもあります。
親が手伝うときは、次のような手直しに注意しましょう。

NG手直し なぜよくないか おすすめの直し方
難しい言葉にしすぎる 小学生の文章に見えにくい 子供が普段使える言葉を選ぶ
親が全部書き直す 本人の感想ではなくなる 質問して出た言葉を使う
あらすじを長くする 感想文ではなく説明文になる 心に残った場面を一つ選ぶ
きれいにまとめすぎる 子供らしさがなくなる 少し不器用でも本人の言葉を残す

提出前の最終チェックポイント

最後に、提出前のチェックです。
時間がなければ、ここだけ見ればOKです。

チェック項目 直し方
「思いました」が多い 一部を「感じました」「考えました」「気づきました」に変える
「面白かった」ばかり どの場面が面白かったのかを足す
「すごい」ばかり 何がすごいのかを足す
あらすじばかり 「私は〜と思いました」を一文足す
文が短い 「なぜなら〜だからです」を足す

親がすべて直す必要はありません。
1つか2つ手直しするだけでも、感想文は十分うまく見えます。

もっと自然な言い換えを使いたいとき

「面白かった」「すごい」「思いました」ばかりをもう少し自然に直したいときは、言い換え表現を使うと便利です。

ただし、難しい言葉を使いすぎると小学生の感想文として不自然になります。
子供の言葉に近い表現を選ぶのがコツです。

感想文で使える言い換え表現は、こちらの記事で詳しくまとめています。

「思いました」「すごい」の言い換え|作文・感想文に使える表現

まとめ|子供の感想文は親の手助けでマシにできる

子供の読書感想文がひどいと感じても、全部を書き直す必要はありません。

「面白かった」「すごい」「思いました」ばかりの文章でも、理由・場面・反応を一つ足すだけで、かなりマシになります。

短すぎる感想文なら、場面・理由・自分だったらどう思うかを足せば、自然に文字数を増やせます。親が手伝うなら、内容を作るのではなく、子供の言葉を引き出して整えることを意識しましょう。

まずは1か所だけ手直しして「それなりに読める感想文」にすることを目標にすれば十分です。