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公文の退会方法 - 引き止めの実際とわが家の体験記

公文の退会・体験記

公文式の教室の退会で悩む親御さんは少なくないようです。

退会手続きは、前月末までに退会の意志を教室の室長に伝えるだけです。これは公文の公式ページにも記載されています。

公式休会・復会・退会: 会費・手続き | 公文教育研究会

しかし実際は、どのタイミングで退会を伝えればいいか、退会理由は何にすればよいか、引き止められたらどうするか。悩みどころです。

これまでお世話になった恩義もあり、円満に退会したいですよね。

この記事では、公文の教室の退会方法を、我が家の実例を紹介して解説します。

 

公文の退会はいつまでに伝える?

  • 原則は退会希望月の前月末まで
  • 口座振替の場合は教室の指定日

退会したい場合には、退会希望月の前月末までに直接教室の指導者に伝えます。たとえば、8月から退会する場合は7月31日までに伝えます。

この時期を過ぎると学習契約が更新されたことになり会費が発生します。

尚、会費の支払いをクレジット払い、または口座振替で行っている場合は各教室の「指定日」までに退会の意思を伝えましょう。

指定日を過ぎると会費請求停止の手続きが間に合わないことがあるためです。指定日は教室により異なるので指導者に確認を。

 退会の意思を伝えても、退会月の教材の受け渡しや学習が1回でも行われていると会費が発生します。
 

申し出の指定日を過ぎて退会する場合、入金確認後、適宜の方法で教室の指導者から返金されます。振込返金時の振込手数料は負担する必要があります。

 

 

公文の退会方法-引き止めの実際

公文退会の動機

我が家の場合は、中1の長女が幼稚園から、小3の長男が小1から地元の公文の教室に通っていました。

中1の長女の成績が伸び悩んだことと、小3の長男が、公文の反復演習になじめず「辞めたい」と言い出したのが退会の動機です。

当初、学習習慣をつける目的で入会し、この目的は果たせたので、この機に退会する意思を固めました。

 

退会に伴う妻の悩み

通っていた教室の室長は、指導熱心が高じて退会の引き止めが強硬と評判でした。

喧嘩別れに近い形で、ようやく退会したという話も何件か耳に。

しつこく引き止められることが予想されたので、退会の意志を固めたものの、教室の室長に伝えるのを躊躇していました。

Twitterでも公文の退会の引き止めに悩む親御さんは多いようです。

できるだけあっさり退会したい、というのが妻の望みでした。

 

退会を伝えたが引き止めに

長女の迎えの時間が、教室の終了時間と同じ20時30分。指導中は、話ができないので、このタイミングで、妻が退会の意向を伝えにいきました。

事前に子供から室長に母親(妻)が訪問する旨を伝えていたので、用件の察しはついていたのでしょう。

退会の意向は伝えたものの、約1時間半の説得に合い、結局、長女は中学教材終了、長男は小学教材終了(F)まで続けましょう、と提案されました。

菓子折持参で訪問したのですが、受け取ってもらえず、退会の意向も却下され、妻と長女は憔悴して帰宅しました。

 

引き止めで言われた3つのこと

引き止めの際に言われたことは3点

  • 公文を続けた生徒の成功事例
  • もう少しで成果が出ること
  • 退会した生徒の失敗事例

妻は、退会理由を「成績の伸び悩み」と伝えたため、このような応酬話法で繰り返し説得されました。

お世話になった先生と揉めたくないという思いもあり、反論できなかったそうです。

 

父親の私が退会を伝えに再訪

そこで、次の日程から子供たちを教室に通わせるのは、控えました。

そして正式に退会を認めてもらうために、後日あらためて父親の私が、教室に伺いました。妻は、退会できる自信がない、と意気消沈で私に丸投げです。

室長と面談すると、こちらの退会の意志が固いと判断したのか、「やはりだめですか…」と一言残念そうに呟き、退会用紙を出してくださいました。

菓子折を渡しお礼を言うと、室長が「小さい頃から見ていた〇〇ちゃん(長女の名前)が来なくなると寂しいです。指導が至らず、すみません」と頭を下げられました。

 

退会用紙に記載すること

 口頭で退会を伝えるだけで済む教室もあるようですが、子供たちが通っていた教室では退会用紙の記入が求められました。

実物を元に内容を紹介すると

公文退会届

公文の退会届の記載事項

退会届提出日 保護者住所 / 氏名 / 連絡先
休会・退会の別/該当項目に丸印
会員名(子供の氏名) 年齢
休会・退会年月日と該当科目
退会理由

原則は、退会1ヵ月前に提出。
これは、口座振替の停止に必要な期間です。

退会理由は、具体的に書く必要はなく「家事都合」としておくのが無難です。

 

当月末で退会する場合

前項にも書きましたが、退会の意向を伝えるのは、前月末が基準です。

ただし、我が家の場合は、退会の意向を伝えるのが遅くなりました。通常3月末までで退会する場合は、2月末には伝えますが、3月中旬に伝えたのです。

理由は、退会を伝えてから退会日まで、やめる子供に対する教室での風あたりがきつい、と聞いたからです。実際は、わかりません。

金銭的に余裕がある親御さんは、これを防ぐため、退会を直前で伝えて、その後、子供を通わせず、1ヵ月分の会費は諦めるそうです。

我が家の場合は、当月退会を当月に伝えましたが、引き落としされた翌月分の会費は、後日、現金で返金していただけました*1ので感謝しています。

こうして無事、公文教室を退会できました。

 

まとめと反省点

実際に公文の退会手続きをしてみて反省点は2つあります。

  • 1ヵ月前に退会を伝えなかったこと
  • 退会理由を成績不振と伝えたこと

退会に伴う口座の手続きもあるので、1ヵ月前には退会の意向を伝えるべきでした。また、退会理由は「家庭の事情」として、詳細は伏せておくのが適当です。

公文退会の手順
①アポイント 子供を通じて次回教室終了後の面会を打診
②面談 翌月末での退会の意志を伝える。退会届を記載提出しお礼を
③最終日 子供と最後に挨拶とお礼を述べ、菓子折を手渡す

電話で退会の意向を伝える方もありますが、一度、伺うのが礼儀です。

②の段階で、子供を通わせない場合は、この時点で菓子折を渡し、お礼を述べます。この場合は、翌月分の返金の有無は教室と相談です。

基本は、最終日まで受講して、きちんと親子でお礼を言い、折り目をつけることをおすすめします。

*1:受講せず教材も渡されていない条件