
新聞記事は、主に「見出し」「リード」「本文」でできています。
その中でも見出しは、読者が「この記事を読んでみよう」と思うきっかけになる大切な部分です。
この記事では、小学生・中学生にもわかりやすく、新聞の見出しの役割やリード文との違い、書き方のコツを例つきで解説します。
新聞の見出しとは?
見出しとは、記事の内容を短い言葉で表したものです。
見出しは、記事の中で一番伝えたいことを、短い言葉でまとめたものです。
見出しの役割
- 記事の内容をひと目で伝える
- 読者の関心を引く
- 本文を読みたくなるきっかけを作る
たとえば、運動会の記事なら、ただ「運動会」とするよりも、「白組が逆転優勝」のように書くと、何が起きたのかが伝わりやすくなります。
リード文とは?
リード文とは、記事本文の前に置かれる短い説明文です。
リード文は、記事全体の内容を短くまとめて、読者に伝える文章です。
リード文で意識すること
- いつ
- どこで
- だれが
- 何をしたか
- なぜ
- どのように
この6つは5W1Hと呼ばれ、新聞記事を書くときの基本です。
見出しとリード文の違い
見出しとリード文はどちらも記事の内容を伝えるものですが、役割が少し違います。
| 項目 | 見出し | リード文 |
|---|---|---|
| 役割 | 読者の関心を引く | 記事全体を要約する |
| 長さ | 短い | 見出しより長い |
| 内容 | 一番伝えたいこと | いつ・どこで・だれが・何をしたか |
| 例 | 白組が逆転優勝 | 〇月〇日、〇〇小学校で運動会が行われ、白組が最後のリレーで逆転優勝しました。 |
見出しは「短く伝える」、リード文は「少し長く説明する」と覚えましょう。
新聞の見出しを書くコツ
新聞の見出しは、ただ短くすればよいわけではありません。
記事の中で一番大切なことを選び、短く、わかりやすくまとめることが大切です。
1. 15文字以内を目安にする
見出しは長すぎると読みにくくなります。
小中学生が新聞を書く場合は、10〜15文字くらいを目安にするとよいでしょう。
悪い例
今年の運動会で白組が最後のリレーで逆転して優勝しましたよい例
白組が逆転優勝
2. 5W1Hから大事なものを選ぶ
見出しには、5W1Hのすべてを入れる必要はありません。
その記事で一番伝えたいことを考え、特に大事なものを選びます。
- だれが
- 何をしたか
- どこで
- どのように
たとえば、リレーで逆転優勝した記事なら、「白組」「逆転優勝」が大切な情報になります。
3. 数字を入れる
数字が入ると、見出しが具体的になります。
- 新入生120人が入学
- 3年1組が劇を上演
- 2泊3日で京都・奈良へ
4. 具体的な言葉を使う
「すごかった」「楽しかった」だけでは、何が起きたのかが伝わりません。
読者に様子が伝わる言葉を選びましょう。
| あいまいな見出し | 具体的な見出し |
|---|---|
| 楽しかった修学旅行 | 奈良の大仏に歓声 |
| すごい発表会 | 3年1組の劇に大拍手 |
| がんばった運動会 | 赤組、リレーで逆転 |
見出しを書くときの4C
- Correct:正確である
- Clear:わかりやすい
- Concise:短くまとまっている
- Charm:読みたくなる魅力がある
よい見出しは「正確・わかりやすい・短い・読みたくなる」の4つがそろっています。
見出しとリード文の例
ここからは、学校新聞や学級新聞で使いやすいテーマごとに、見出しとリード文の例を紹介します。
入学式の例
見出し
新入生120人が入学リード文
〇月〇日、〇〇中学校の体育館で入学式が行われました。真新しい制服に身を包んだ新入生120人が、中学校生活の第一歩を踏み出しました。
卒業式の例
見出し
卒業生が学び舎に別れリード文
〇月〇日、〇〇小学校で卒業式が行われました。卒業生〇人が卒業証書を受け取り、校舎に別れを告げました。
運動会の例
見出し
白組がリレーで逆転優勝リード文
〇月〇日、〇〇小学校で運動会が開かれました。最後のクラス対抗リレーで白組が逆転し、優勝しました。
修学旅行の例
見出し
京都・奈良で歴史を学ぶリード文
〇年生〇人は、〇月〇日から2泊3日で京都・奈良へ修学旅行に行きました。歴史ある建物を見学し、日本の文化を学びました。
学習発表会の例
見出し
3年1組の劇に大拍手リード文
〇月〇日に学習発表会が行われ、3年1組は劇を上演しました。練習の成果を発揮し、大きな拍手が送られました。
見出しで気をつけたいこと
- 「!」や「?」を使いすぎない
- 大げさに書きすぎない
- 本文と違う内容にしない
- 感想だけで終わらせない
見出しは飾るのではなく、正確に伝えることが大切です。
見出しを作る練習方法
- 記事の中で一番大切なことを選ぶ
- 5W1Hの中から必要な情報を選ぶ
- 10〜15文字くらいに短くする
- 読者が読みたくなる言葉にする
練習例
〇〇小学校で運動会が行われ、赤組が最後のリレーで逆転して優勝した。見出し案
- 赤組が逆転優勝
- リレーで赤組逆転
- 運動会、赤組が優勝
まとめ
| 見出し | 記事の内容を短く表し、読者の関心を引く |
|---|---|
| リード文 | 記事全体の内容を簡単にまとめる |
| 本文 | 出来事のくわしい内容を書く |
- 短くまとめる
- 一番大切なことを入れる
- 具体的な言葉を使う
- 数字を入れる
- 本文と合った内容にする
見出しとリード文の違いを理解すると、新聞記事は書きやすくなります。