新聞の紙面は「見出し」と「リード」と「本記」で構成されています。新聞は、見出しの書き方で決まるといわれます。
特に、一面のトップニュースの見出しは重要で、ひと目で読者をひきつける必要があります。
この記事では、目を引く新聞の見出しの書き方のコツを紹介します。
新聞の見出しを書くコツ
新聞社では、取材した原稿の中から「一番キラリと光る部分を、どうやって一行に凝縮するか」を念頭に「見出し」を練り上げます。
どう書いたら読者に臨場感が伝わるかが「見出し」づくりの原点なのです。
新聞社では、記事を読み込み「5W1H」の中で大切な順に二つ以上を盛り込むようにしています。
記事の基本は5W1H
記事の基本は「5W1H」です。
この5W1Hは、小学校の中学年「国語科」で習います。限られた文字数で、事実を正確に、わかりやすく伝えるためには、次の6項目を意識して書くことが大切です。
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(だれが)
- What(何を)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
新聞は、多くの人にわかりやすく情報を伝えるために、義務教育を終えた国語力で理解できる文章を基準に書かれています。
見出しは4Cの要素を入れる
新聞記事を書くポイントとして3Cがあげられますが、見出しでは、さらにCharm(魅力)を加えた「4C」が使われます。
- Correct(正確)
- Clear(明快)
- Concise(簡潔)
- Charm(魅力)
正確でわかりやすく、短く魅力的な見出しが良いとされています。
よい見出しをつけるには?
見出しは「!」や「?」を使ったり、文字に影をつけたりしないで、言葉で勝負することが基本です。読者を惹きつけるために10文字以内、長くても12文字くらいで研ぎ澄まされた表現を目指します。
あえて見出しの語句から主語や目的語を外す書き方もあります。こうすると、欠けた要素が気になって、読者が記事を読みたくなるのです。
4Cの「Charm」、魅力は、とても難しい要素ですが、見出しの傑作には、読者をひきつける魅力的なものが多いのも事実です。
以上、新聞の見出しの書き方のコツでした。