顧客の心をガッチリつかむ、ニュースレターを皆さんは活用していますか?
この記事では、簡単に書けて続けやすいニュースレター作りのコツをわかりやすく解説します。
ニュースレターは、内容を充実させるだけでなく読み手に
- 読みやすさ
- 見やすさ
- わかりやすさ
- ワクワク感
を伝えられると、読者があなたのお店のファンになり来店してくれます。
それには、具体的にどんな話題を書けばよいのでしょうか?
これまで制作に関わったニュースレターを調べ、どんな業種にも使えて反応につながりやすい作り方のポイントをまとめてみました。
まずは、レイアウトをマネて、この通りに作ってみてください。 あなたが本当に求めるお客様とのご縁がつながりますよ。
ニュースレターの基本レイアウト
A4サイズ片面でニュースレターを書く場合は、下図のようなレイアウトがおすすめです。
A4サイズの紙を縦に2等分、横に6等分、計12等分して上記のようなレイアウトで内容を配置しましょう。
ニュースレターに記載する要素
- ①タイトル:上部6分の1を使用
- ②挨拶文:タイトル下左6文の1
- ③スタッフ情報またはお客様の声
- ④新商品・季節商品の案内
- ⑤お役立ち情報
- ⑥店舗情報
タイトル
タイトル部分には、ニュースレターの名前のほか、発行日(発行月)、発行店名などを記載します。 「第○号」という書き方もよいでしょう。継続的に発行していることを伝えるのがポイントです。
月替わりで制作するスタッフがかわる場合は、書いたスタッフの名前も明記します。
挨拶文
ニュースレターは、店からお客様へのお手紙です。誰がいつどんな思いで書いているのかをお知らせすることが大切。
挨拶部分はできるだけ手書きがよいでしょう。挨拶文の効果は、次の3つです。
- 親近感を覚えてもらう
- 安心感を抱いてもらう
- 季節感を感じてもらう
書き方のコツは、スタッフの人間性が垣間見えるようなプライベートな内容を含ませることです。 こうすることで挨拶文としての効果がより高まります。
挨拶文の文章の長さは、50文字から100文字程度に。ニュースレターの本質は、 会社や店の考えや新しい情報を伝えることにあります。挨拶文は、その取っ掛かりの役割を果たせばよいのです。
新商品・季節商品案内
常連客の知りたい情報のひとつに、新製品や季節限定商品の情報があります。 後述のお役立ち情報に絡めてその季節ならではの商品を紹介しましょう。
掲載する商品は、自信のあるものに絞って1点のみ取り上げるのがコツです。 掲載点数が多くなると、売り込み臭が強くなり印象がよくありません。
またこの欄には、スタッフ情報やお客様の声を併せて書くのもよい方法です。 商品を実際に使ったお客様の声、商品の開発秘話などを書くと、常連客の興味をかきたてます。
お役立ち情報
お役たち情報の欄には、飲食店や食品の小売店なら家庭でできるレシピ、店舗周辺の地域情報、店内イベントなどを記載します。
定番のアイデアとして「カレンダー形式」の情報提供があります。
カレンダーには、立夏、小満などの二十四節季の説明や地域のイベントなどを盛り込んでいくとよいでしょう。 内容の濃いニュースレターは、主婦層のお客様が冷蔵庫に貼ってくれたり、大切に保存してくれたりします。
お客様に定期的に読んでいただき、再来店につなげるためには「読んで楽しい」だけでなく、 「何か勉強になる」情報を提供することが大切です。
店舗情報
店舗情報には、店名、電話番号、営業時間、定休日などの最低限の情報を記載します。 常連客相手にお渡しするものなので、地図は必要ありません。
この部分は、基本的に毎回変わらないので、一度作ったら繰り返し使えます。
おわりに
ニュースレターは、継続することに意味があります。実際、続けていくことで効果も実感できます。
そのためデザインにあまり凝りすぎず、慣れるまではこの基本レイアウトではじめるのがよいでしょう。 同じレイアウトで続けると印象に残りやすいメリットもあります。
またレイアウトは同じでもイラストを添えたり、商品写真を変えたりすることで見た目の変化をつけることができます。
継続するために、ニュースレターの印刷は、費用を抑えるのがポイント。
ネット印刷なら、PDFで入稿すれば、グッと印刷代をおさえられます。
パソコンで作ったデータは、簡単にPDFで出力できますし、手書き原稿もスキャンしてパソコンに取り込めばPDFにできます。
納期までに時間あれば、安く印刷できますよ。
ニュースレターは、定期発行するもの。印刷代はできるだけ安くあげましょう。