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人の数え方使い分け術 - 生前(人・名)から死後(故人)の数え方まで

人数を数える女子高生

人数を数えるとき1人、2人と「にん」で数える場合と1名、2名と「めい」で数える場合があります。

この数え方の違いはどこにあるのでしょうか。

正しく使い分けることで、あなたの印象が良くなります。この記事では「人」と「名」の使い分けと人数の丁寧な呼び方、また亡くなった後の故人の数え方を解説します。

 

人と名の数え方の使い分け

個人を特定できるかできないか

  • 個人を特定できるときは「名」
  • 個人を特定できないときは「人」

「名」という数え方は、その字のとおり名前の数を示します。名前がわかるということは個人を特定できるということです。

学校の入学式や会社の入社式をはじめ、結婚式や同窓会など名簿を作ることができるときに「名」を使います。

 人数を数えるときに「名」を使うようになったのは、明治以降です。明治5年に政府は国民一人ひとりの名前・年齢・住所を把握するため、壬申戸籍という戸籍を作成したことにはじまります。

旅館などを利用するときも名前を記載し個人が特定できるので「1名様」「2名様」と数えます。

一方、「人」は一人ひとりの名前がわからず個人が特定できないときに、その場の人数をあらわすときに使います。

人は平安時代の法律がまとめられた延喜式にも記載されている古来の数え方です。

 

「様」のつけ方で使い分け

  • 「名」には「様」がつく
  • 「人」には「様」がつかない

たとえば、飲食店で「2名様ですか」と人数を聞かれることはありますが「2人様ですか」と聞かれることはありません。

「人」に「様」を続けるときは「お2人様」のように前に「お」をつけます。

 

4人以上になると「お4人様」とは使えません。

 

 

 

順番を示す「目」がつくかどうか

順番を示すとき「1人目」「2人目」と数えることはできますが、「1名目」「2名目」とは言いません。

名を数えるときは、後ろに「目」はつけられません。

「人」「名」の丁寧な数え方

  丁寧な数え方
1名様 2名様 3名様 4名様 100名様
お1人様 お2人様 お3人様 × ×
お一方 お二方 お三方 × ×

かた」は、相手に敬意を表す数え方ですが3人までしか使えません。

人は死んだ後で数え方が変わる

生きている人間は「人」「名」で数えますが、人は亡くなると数え方がかわります。

  身元がわかる 身元がわからない
遺体(死体) 1体(1人) 1体

遺体・死体は基本的に「1体」「2体」と数えます。ただし身元がわかっている場合は「1人」「2人」と数えることもあります。

ニュースで「3人の死亡が確認された」と報道される場合は身元が判明しています。

故人・弔い後の人の数え方

状態 数え方
骨壺
位牌
棺/墓

弔い後の人の数え方は、その状態で変わります。遺体を火葬し骨壺に入れた状態は「こう」と数えます。

また故人の代わりとして供養の対象とする「位牌」は「「はしら」と数えます。

昔、日本では神様を数えるときに「柱」を使っていました。人間は亡くなると神様になるという考え方に由来します。

最後に棺や墓は「」で数えます。動かすことが難かしい大きなものは基であらわします。エジプトのピラミッドも「一基」「二基」と数えます。

まとめ

人は生きているときは「人」か「名」で数え、亡くなった後は、「体」「基」「口」「柱」「基」と姿、形で数え方が変わります。

この数え方の変化は知らない人も多いのでうまく使い分けたいですね。

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