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亡くなった人の数え方は?「人・名・体」の違いをやさしく解説

「亡くなった人って、なんで『体』で数えるの?ちょっと冷たい感じがしませんか?」「『1人』と『1名』はどう違うの?」——そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、生きているときと亡くなったあとでは、数え方が変わります。さらに、位牌や骨壺、お墓にも、それぞれ決まった数え方があります。

この記事では、小学生でもわかるようにやさしく説明します。「体って失礼じゃないの?」という疑問にもしっかり答えていきます。

亡くなった人の数え方は?

【結論】

  • 亡くなった人は、基本的に「1体(いったい)、2体(にたい)」と数えます。
  • 身元がわかっている場合や、遺族への配慮が必要な場面では「1人(ひとり)、2人(ふたり)」と言うこともあります。
  • どちらが正しいというよりも、場面によって言い方を使い分けるのがポイントです。

→ 迷ったら「生きている=人、亡くなった=体」と覚えるとカンタンです。

ニュースや警察の発表では「遺体3体が発見された」のように「体」が使われます。一方、お葬式の場や遺族に話しかけるときは「1人のかたが亡くなられました」のように「人」を使うことも多いです。

「体」と「人」、どちらも間違いではありません。ただ、使う場面を考えることが大切です。

なぜ「体」で数えるの?

「体」という言い方、冷たいし失礼に感じる…と思う人もいますよね。でも、なぜそう数えるのかを知ると、納得できると思います。

生きている人のことは「人(ひと)」と言います。でも、亡くなったあとは、その人の体だけが残ります。そのため、「体(からだ)として残っているもの」として「体」と数えるようになったと言われています。

わかりやすく言うと——

  • 生きているとき → 「人」
  • 亡くなったあと → 「体」

このように覚えると、とてもシンプルに理解できます。「体」は、亡くなった人を軽く見ているわけではなく、残された体のことを指す言い方です。

「体」と言うのは失礼じゃないの?

「何体も発見された」という表現を聞いて、「失礼じゃないの?」と思う人もいるかもしれません。

結論から言うと、「体」はニュースや報道、警察・消防の公式な言葉として広く使われている正式な表現です。特に身元がまだわかっていない段階では「体」が一般的に使われます。

ただし、遺族の目の前や、お葬式・弔いの場では話が変わります。「体」という言い方より「人」や「おひとかた」のほうが、相手の気持ちに寄り添った表現になります。

【補足】言葉は正しさだけじゃない

「体」は言葉として正しい数え方です。でも、悲しんでいる人の前では、言い方ひとつで相手を傷つけることもあります。正しさと同時に、相手の気持ちへの配慮も忘れないようにしましょう。

生きている人の数え方|「人」と「名」の違い

人(にん・り)

「人」は、ふだんの会話で使う、もっとも一般的な数え方です。

  • 1人(ひとり)、2人(ふたり)、3人(さんにん)
  • 「今日は5人で遊んだ」「クラスに30人いる」

特に難しいルールはなく、日常のあらゆる場面で使えます。

名(めい)

「名」は、ていねいな場面で使う数え方です。

  • 1名様(いちめいさま)、2名様(にめいさま)
  • 「本日は何名様でいらっしゃいますか?」(レストランやホテルで)
  • 「参加者は10名です」(会社やあらたまった文書で)

お店や公式な場面など、きちんとした言い方が求められるときに使います。

覚え方

  • =ふつうの数え方(日常会話)
  • =ていねいな数え方(お店・公式な場面)

「名」はちょっとかしこまった言い方、と覚えておけばOKです。

亡くなったあとの状態で数え方が変わる

亡くなったあとは、状態や場所によって数え方がさらに変わります。以下の表で確認してみましょう。

対象 数え方 かんたんな意味
遺体(亡くなった人の体) 体(たい) 亡くなったあとの体として数える
骨壺(こつつぼ) 口(こう) 入れ物として数える言い方
位牌(いはい) 柱(はしら) 神様の数え方に由来する
墓(はか) 基(き) 大きな設備や墓を数える言い方

どれもふだんあまり使わない数え方ですが、知っておくと「なるほど」と思える豆知識です。

なぜ位牌は「柱」、骨壺は「口」、墓は「基」なの?

位牌が「柱」の理由

位牌は、亡くなった人の魂がやどる場所として大切にされてきました。日本では昔から、神様のことを「1柱(ひとはしら)、2柱(ふたはしら)」と数える文化があります。位牌もそれと同じように、魂をまつる大切なものとして「柱」で数えるようになったと言われています。

骨壺が「口」の理由

骨壺は、亡くなった人の骨を入れる壺(つぼ)です。壺や瓶(かめ)などの入れ物は、口が開いた形をしていることから「口」で数えることがあります。「1口(いっこう)」という言い方は、壺の形に由来しています。

墓が「基」の理由

「基(き)」は、土台がしっかりした大きなものを数えるときに使う言葉です。電柱や灯台を「1基」と数えるのと同じで、お墓のような据え置きの大きな構造物に使われます。「1基のお墓」という言い方が、正式な表現です。

もっと数え方を知りたい人へ

この記事では故人の数え方を紹介しましたが、日本語にはまだまだ面白い数え方がたくさんあります。

「もっといろいろな数え方も知りたい」と思った人は、こちらの本を1冊持っておくと意外な気づきがありますよ。

まとめ|覚え方はこれだけ

  • 生きている人 → 人(ひと)・名(めい)
  • 亡くなった人(遺体) → 体(たい)
  • 骨壺 → 口(こう)
  • 位牌 → 柱(はしら)
  • 墓 → 基(き)

「生きているときは『人』、亡くなったあとは『体』」と覚えておけば、まず困ることはありません。位牌・骨壺・墓の数え方は、調べたときに「そういうものか」と思い出せればOKです。

まずは「人 → 体に変わる」と覚えておけば大丈夫です。

よくある質問

亡くなった人はなぜ「体」で数えるの?

亡くなったあとは、その人の体だけが残るため、「体(からだ)」として数えるようになったと言われています。生きているときは「人」、亡くなったあとは「体」、と覚えると理解しやすいです。

「何体」と言うのは失礼じゃないの?

「体」はニュースや報道、警察・消防でも使われる正式な数え方です。言葉として失礼というわけではありません。ただ、遺族の前やお葬式などの場面では、「人」や「おひとかた」などやわらかい表現を使うほうが、相手への配慮になります。

「人」と「名」の違いは?

「人」は日常会話で使うふつうの数え方です。「名」は、レストランや公式な文書など、ていねいな場面で使う数え方です。意味は同じですが、「名」のほうがよりかしこまった印象を与えます。

ニュースではなぜ「人」と言うこともあるの?

身元が判明しているときや、特定の人物を指すときは「1人が亡くなりました」のように「人」を使うことも多いです。「体」と「人」のどちらが使われるかは、状況や文脈によって変わります。

位牌の数え方はなぜ「柱」なの?

日本では昔から、神様を「1柱(ひとはしら)」と数える文化があります。位牌は亡くなった人の魂をまつる大切なものとして、同じように「柱」で数えるようになったと言われています。