どのような新聞を作るか、考える会議が編集会議です。どんなことを伝えたいか、 どんな記事を掲載したらみんなが読んでくれるか、記事を書くには取材が必要か、 だれがどのような作業で内容をまとめるのか、ふさわしい新聞名は何か。
こうしたことをみんなで話し合って決めましょう。
どんなテーマの新聞を作る?
学校新聞、学級新聞、学習新聞で、とりあげるテーマが変わってきます。どの新聞を作るか、 だれに読んでもらいたいのかなどを考えて、必要なテーマを選びましょう。
新聞にどんな記事を載せるか?
1枚の新聞の記事に載せられる記事の数には限りがあります。多くても4~5個程度です。10個くらい載せる記事のアイデアを出し合ってその中から選びます。
- みんながおもしろいと思うこと
- みんながもっとくわしく知りたいこと
この2つの視点で記事を選ぶと魅力的な新聞になります。
発行方法や大きさは?
カベに貼るか、印刷してみんなに配るかで、紙面の大きさも異なります。紙が小さいとそれだけ載せられる記事や写真が少なくなります。 その場合は2枚にしたり、両面に印刷をしたりの工夫が必要です。次の号に続く連載も検討します。
記事の内容はなにで調べるか?
本で調べたことをまとめる場合は、図書館や博物館を利用します。詳しく知っている人に聞く場合は、インタビューを行います。
また、アンケートで記事をまとめる方法もあります。その場合は、何人にアンケートをするか、男女別、クラスなど、意見のまとめ方も決めておきましょう。 アンケートの内容も事前にみんなで話し合うとよいでしょう。
紙面はどのようにデザインするか?
とくに読んでもらいたい部分は、色で強調します。また、本文の内容にあったイラストや写真が入っていると読みやすく紙面が華やかになります。
アンケートの集計結果は、文章だけでなくグラフや表を添えて記事にするとわかりやすく仕上がります。
新聞名はなににするか?
自分や仲間にふさわしい新聞の名前を考えましょう。テーマに基づいて名前を決めるのもよいでしょう。 自分たちが愛着を持てる、気に入った名前にします。
発行者名・発行日は?
最後に発行者名と発行日を決めます。題字(新聞名)と発行者名、発行日などが入ってはじめて新聞となります。
まとめ
新聞作りは最初に行う編集会議で全体の方針が決まります。この会議をしっかり行うことで、取材や割付(レイアウト)作業がスムーズに進みます。
編集会議で決めたことは、作業の途中で見直しながら進めましょう。