新聞をよく見ると、いろいろなところに「これはいったい何?」というものがあります。 実際の新聞を見てこのひみつを調べてみましょう。
新聞1面にある「第○○○○○号」って何?
新聞の1面の上に「第○○○○○号」という数字が記入されています。
これは創刊号から数えて何号目になるかを表した数字です。 原則は、同じ日に出される朝刊と夕刊は同じ数字になります。
この数字を365日で割ると、何年前に創刊されたかがわかります。
新聞の上にある「○○版」って何?
新聞は、新しいニュースが飛び込んでくると、すばやく紙面を組み替えて印刷します。基本的には締め切りの早い紙面ほど版数が若くなります。
朝日新聞東京本社が発行する朝刊の場合は13版、14版などが多いですが、大阪本社では10版もあります。 読売新聞は、最初に印刷されるのが12版、次が13版、最後が14版。
交通事情が良くなり現在の版数は、減少傾向です。
なぜ新聞紙の上下はギザギザになっているの?
新聞は1分間に1100~1500部を刷る高速「輪転機」で印刷されています。
輪転機とは版を巻きつけた円筒と、これを圧しながら回転する円筒との間に、ふつう巻き取り印刷紙を通して連続的に印刷するもの。
高速輪転機は、何十ページもの紙面を重ね合わせて同時に切断もします。
すばやく一気に切断するために、刃先はノコギリ状になっています。そのため新聞の上下は、ギザギザになっているのです。
新聞の「なぜ?」を徹底解説
池上彰の新聞勉強術
わかりやすい解説、TVでおなじみの池上彰さんが新聞のひみつを語り尽くします。 速読から読解まで池上彰流・新聞の読み方指南。