部活や遊びで忙しいと、直前の一夜漬けで何とかしようとする人が多いと思います。一夜漬けでは実力にならない、といいますが、仕方がないときもありますよね。
テスト直前の一晩でどう対策し点数を上げるか。
この記事では、一夜漬けのテスト勉強で効率良く点数をとる方法をお伝えします。
一夜漬けのテスト勉強のコツ
一夜漬けで点数につながる勉強をするコツは、次の5つです。
- 残り時間と試験範囲を把握する
- 覚えることを優先する
- 3時間は寝るようにする
- 答えを横において勉強する
- 過去問を手に入れて対策する
それぞれ確認していきましょう。
①残り時間と試験範囲を把握する
明日の試験開始までに、もうあと数時間!時間はどんどん過ぎていきます。
そんな状況だからこそ、あと何時間勉強できるか、試験範囲はどこからどこまでかをハッキリと把握しておきましょう。
限られた時間ですから、テスト範囲以外に手を出さない、点数が上がる勉強だけをするのが鉄則です。
②「覚える」ことを優先する
一夜漬けで勉強していると、必ず「理解できない」「わからない」という問題にあたります。そんなとき、完全に理解しようとしたら、時間がいくらあっても足りません。
一夜漬けでは、わからなくてもとにかく丸暗記。 「覚える」を優先しましょう。
ただし、テスト期間が終わったら、丸暗記した内容を理解できるように復習してください。それをサボると勉強がどんどんわからなくなってしまいます。
③3時間は寝るようにする
完全徹夜で勉強するのは、できるだけ避けましょう。最低でも3時間くらい寝ると次の効果があります。
- 記憶が定着する
- 試験の集中力が高まる
わたしが一夜漬けするときは、夜1時くらいに一度寝て、早朝4時から勉強を再開していました。
少し寝ると、頭がすっきりして、暗記もはかどります。
④答えを横において勉強する
数学の勉強は、とにかく「問題を解く方法」を暗記するやり方に徹します。
問題を0から考えて解くのではなくて、答えを横におき、問題を見たらすぐに答えを見て「なるほど!この問題はこうやって考えるのか!」という感じで進めていきます。
定期テストは、教科書の範囲からしか出題されません。解法を知っていれば、条件の数字が変わるだけなので、計算ミスに注意すれば簡単に解けます。
最低限の計算力は、ふだんから養っておきましょう。
⑤過去問を手にいれて対策する
先輩や兄姉から、過去の同じ時期の定期テストの問題を手に入れられませんか。学習塾によっては、過去の定期テストを学校別・先生別に保管しています。
下の記事で書きましたが、過去問は、情報の宝庫。積極的に活用しましょう。
定期テストの出題傾向は、数年ではあまり変わりません。過去問に目を通すと、テスト範囲のどの部分がどう問われるのか、把握できます。
限られた時間で最大の成果を上げるには、過去問対策がもっとも有効です。
一夜漬けでやってはいけない勉強法
効率的な一夜漬けでは、点数にならない勉強は一切してはいけません。
次にあげる3つは、一夜漬に向かない非効率な勉強の代表です。あなたは、テスト前日にこんな作業をしていませんか。
- まとめノートを作る
- マーカーでラインを引きまくる
- 単語帳を作成する
これらは勉強する準備にすぎません。
一夜漬けでは、点数を1点でも多く取れるよう解答力を高めること。
ノート作りもマーカー引き、単語帳の作成をするなら、テスト前日ではなく、もっと早い段階で着手しておきましょう。
まとめ
以上、「一夜漬けのコツ│定期テスト前日の勉強法」でした。
- 残り時間と試験範囲を把握する
- 「覚える」ことを優先する
- 3時間は寝るようにする
- 答えを横において解法を覚える
- 過去問を手にいれて対策する
一夜漬けは賛否両論ありますが、実際の社会では、物事にあたるとき十分な時間と資源が与えられるケースは、ほとんどありません。
絶対的に足りない時間と資源で、求められる成果を上げるのが、仕事です。
そういう意味では、限られた時間と知識をフル活用して平均点以上の成績を取る一夜漬けの経験や要領の良さは、社会に出てから役立つスキルでもあります。
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