
学校新聞や壁新聞を作るとき、写真の下に何を書けばいいか迷ったことはありませんか?
その「写真の下の短い説明文」をキャプションといいます。
書き方のコツさえつかめば、新聞がぐっと伝わりやすくなります。例文とテンプレートも紹介するので、そのまま使ってみてください。
キャプションとは?
キャプションとは、写真や図の近くに添える「短い説明文」のことです。
新聞の世界では「エトキ(絵解き)」と呼ぶこともあります。
写真を見ただけではわからない情報を、読者に伝える役割があります。
- いつ撮った写真か
- どこで撮ったか
- 誰が写っているか
こうした情報を短くまとめて添えるのが、キャプションです。
キャプションの3つの役割
キャプションには、次の3つの大切な役割があります。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 写真を補う | 見ただけではわからない情報を伝える |
| 興味をひく | 記事の本文を読みたくなるきっかけをつくる |
| 記録として残す | 後から見返してもわかるようにする |
写真とキャプションがそろって、はじめて意味がしっかり伝わります。
キャプションの書き方(基本ルール)
① 5W1Hを意識する
キャプションを書くときは、次のポイントを意識しましょう。
- いつ
- どこで
- 誰が
- 何をした
すべてを書く必要はありません。写真を見てわかる情報は省いて、大事なものだけを選びましょう。
② 写真に写っていない情報を加える
「写真を見ればわかること」だけを書くのはNGです。
ダメな例:「走っているところ」
良い例:「リレーでアンカーを務め、ゴールテープを切る田中さん」
気持ち・結果・背景など、写真の外にある情報を一言添えると、ぐっと伝わりやすくなります。
③ 短く書く(1〜2行)
長い文章は読まれません。15〜30文字くらいを目安にしましょう。
「〜している写真です」という言い回しは避け、言い切りの形でまとめるとスッキリします。

すぐ使えるキャプション例
運動会
- ゴールテープを切る赤組のアンカー。大逆転で優勝を決めた
- 全力でバトンをつなぐリレー。会場は大きな盛り上がりに
遠足
- 山の頂上でお弁当を楽しむ3年生
- 友だちと笑顔で記念写真。最高の思い出に
授業
- 理科の実験で色の変化に驚く児童たち
- タブレットを使って発表する6年生
人物写真(複数人のとき)
- コンクールで金賞を受賞したメンバー(左から田中さん、佐藤さん、鈴木さん)
- 児童会役員(前列左から書記の〇〇さん、会長の△△さん)
少人数で顔がはっきり写っている場合は「左から〇〇さん」と書くと親切です。大人数のときは「〇年生の児童たち」のようにまとめましょう。
そのまま使えるテンプレート
迷ったときは、次の型に当てはめてみましょう。
- 〇〇する△△さん(〇日、〇〇で)
- 〇〇に挑戦する〇年生。〇〇に成功
- 〇〇を楽しむ児童たち。〇〇な様子
- 〇〇で活躍する〇〇さん
- 〇〇する様子。〇〇が印象的
この型に当てはめるだけで、自然なキャプションが書けます。
ダメな例と良い例
| ダメな例 | 良い例 |
|---|---|
| 給食を食べているところ | 大人気のカレーをおかわりする1年生 |
| 話を聞いている生徒 | 真剣な表情で校長先生の話を聞く全校生徒 |
| 走っているところ | ゴールテープを切る赤組のアンカー。大逆転で優勝 |
ダメな例に共通するのは「写真を見ればわかること」しか書いていない点です。良い例のように、プラスの情報を一言加えましょう。
書く前のチェックリスト
キャプションを書いたら、次のポイントを確認してみてください。
- 誰が写っているかわかるか
- 写真だけではわからない情報が入っているか
- 長くなりすぎていないか
- 一目で意味がわかるか
1つでも引っかかったら、書き直してみましょう。
よくある質問
何文字くらいがいい?
15〜30文字(1〜2行)が目安です。新聞の大きさにもよりますが、短くまとめるほど読まれやすくなります。
名前は書いた方がいい?
少人数なら「左から〇〇さん」と書くと親切です。大人数の場合は「〇年生の児童たち」などとまとめましょう。名前を載せるときは、必ず本人の許可を得ることも大切です。
どこまで書けばいい?
写真の状況がわかる情報と、ちょっとした見どころがあれば十分です。記事の本文に書いてあることをすべて繰り返す必要はありません。
まとめ
キャプションのポイントは3つです。
- 短く書く(15〜30文字)
- 写真に写っていない情報を加える
- 5W1Hを意識する
まずはテンプレートを使って書いてみましょう。それだけで、新聞がぐっと伝わりやすくなります。