この記事を読めば、夏休みの新聞作りで悩むことなくサクサク完成させられます。
夏休み新聞のネタの探し方、題名の決め方をはじめ、コンビニ印刷で簡単に新聞が作れるB4テンプレートも用意しました。
このブログの記事は、Yahoo!知恵袋の新聞作りのベストアンサーにも数多く引用されています。夏休みの新聞作りにご活用ください。
- 夏休み新聞の作り方の手順
- 夏休み新聞のテーマとネタ決め
- 夏休み新聞の簡単テンプレート
- 夏休み新聞の題名の決め方と例
- 記事の書き方と図版の使い方
- 記事の組み合わせ例
- レイアウトに記事や図版を入れる
- まとめ
夏休み新聞の作り方の手順
夏休み新聞は5つの手順で完成します。
次項から順に新聞の書き方を解説します。まずは新聞のテーマとネタ決めからです。
夏休み新聞のテーマとネタ決め
夏休みの新聞のテーマは自由に決めていいの?
自由にテーマとネタを決めよう
新聞作りではテーマとネタ決めが大切です。
- テーマ:何について書くかの大きなくくり
- ネタ:テーマを具体的に絞り込んだもの
たとえば「夏の星空」について書くのがテーマで、なかでも「夏の大三角」について詳しく書くと決めるのがネタ決めです。
特にテーマやネタが学校から指定されていない場合は、自由に決めて構いません。
夏休みの体験と自由研究が2大テーマ
夏休み新聞のテーマは2種類に分類できます。
- 夏休みの思い出や体験
- 夏休みに調査や取材をしたもの
前者は体験の記録、後者は学習新聞として自由研究を共有する役割があります。
家族旅行の思い出や夏休みに読んだ本の感想をまとめたり、郷土の地理や歴史、お祭りを調べたり、夏の星座観測や生き物の観察記録をまとめてもよいでしょう。
夏休み新聞の定番ネタ13選
- 旅行先の名所・旧跡の紹介
- お手伝い新聞(料理・掃除のコツ)
- 夏休みに読んだ本や映画の感想
- 地域のお祭り
- 地元の方言の調査
- 地域の歴史や地理・気候
- 地元で採れる食べ物・野菜
- 地元の伝統芸能
- 平和新聞(地域の戦争体験者に聞く)
- 生き物の観察(花・昆虫・動物・鳥)
- 星座(夏の大三角)
- 鉄道(地域と鉄道の関わり)
- スポーツ(地元の有名選手を取材)
高学年の新聞コンクールの受賞作
実際の受賞作はテーマやネタの参考になります。
夏休み新聞の簡単テンプレート
記事の前にレイアウトを決めよう
レイアウト先に決めるのは、必要な素材や記事の量をつかみやすいからです。枠やマス目を埋める感覚で作れます。
このレイアウトは夏休み新聞の標準的なもの。下記に枠線があるものと題字とマス目だけの2種類を用意してあります。
B4サイズPDF形式の新聞用紙です。薄い水色のガイドがあり穴埋め感覚で簡単に夏休み新聞が作れます。コンビニで印刷すると便利です。
夏休み新聞の題名の決め方と例
夏の風物詩を題名にする
新聞の題名は単に「夏休み新聞」とする方法と夏の風物詩や記事内容に関連した題名をつける方法があります。
- カモメ
- 花火
- 夏祭り(祇園祭)
- 家族新聞(海水浴)
- 夏の思い出
夏の季節に独特のもので、夏の印象を強くさせる自然現象や作物、行事、道具などを指す言葉。蝉時雨、カキ氷、ヒマワリ、盂蘭盆、蚊取り線香etc
学習内容・自由研究を題名にする
夏休みには、理科・社会・国語など自由研究をした内容で新聞を作る課題が出されることもあります。この場合は下記の題名が一般的です
題名 | 内容 | 科目 |
---|---|---|
夏の星空 | 夏の星座についての調べた新聞 | 理科 |
歴史新聞 | 郷土の歴史や歴史上の有名人を調べた新聞 | 社会 |
地理新聞 | 郷土の地理や特産品、地名の由来等を調べた新聞 | 社会 |
平和新聞 | 戦争について調べた新聞 | 社会 |
読書新聞 | 夏休みに読んだ本の感想をまとめた新聞 | 国語 |
表のリンク先は、それぞれの新聞の書き方と例が読めます。
題名(新聞名)が決まったらレイアウト用紙に書き込みましょう。そのとき題字下の「発行年月日」「発行者」も記入します。
記事の書き方と図版の使い方
夏休み新聞で書く記事は4種類です。
それぞれの記事に役割があります。ひとつずつ確認していきましょう。
トップ記事の書き方と役割
トップ記事は新聞の顔
新聞の中心的なネタはトップ記事で書きます。
広い紙面を割き出来事を詳しく伝えます。記事は次の4つで構成されます。
大見出しは記事を1行で表す役割があります。リード文は記事のあらましで、大見出しとリード文で記事内容が把握できるように書きます。
記事本文は、5W1Hを意識して調査や取材した内容の詳細を客観的に記述します。
写真(図版)は記事を視覚的に伝える役割があり紙面に変化をつけます。写真の下には、キャプションと呼ばれる説明を簡潔に添えましょう。
セカンド記事の書き方と役割
セカンド記事はトップ記事の補足
トップ記事の内容を深めるのがセカンド記事の役割。
たとえば、歴史新聞で「本能寺の変」をトップ記事で書いた場合は、サブ記事に「秀吉の中国大返し」を取り上げます。
このようにトップ記事の出来事に関連した出来事を書くとセカンド記事は、まとめやすくなります。
コラムの書き方と役割
コラムは興味を引く豆知識を書く
コラムは、けい線に囲まれた記事。
通常の記事と異なる点は、書き手の意見が書けることです。
コラムでは、トップ記事・セカンド記事に関連する「豆知識」を取りあげます。
たとえば、秀吉の中国大返しをセカンド記事で書いた場合は、10日で200kmを走破した当時の軍隊の移動速度について書いてもよいでしょう。
また新聞紙面の視覚的な変化をつけるため、たて書きの新聞でもコラムは横書きで書かれることもあります。
編集後記の書き方と役割
編集後記は「あとがき」
編集後記は新聞作りの感想を書きます。
新聞の取材、記事を書くなかで発見したこと、失敗談や今後取り組んでいきたいことを書きます。簡単なまとめの役割もあります。
編集後記もコラムと同様に書き手の意見が書ける欄です。下記の記事も参考にしてみてください。
記事の組み合わせ例
トップ記事、セカンド記事、コラムの組み合わせの例を紹介します。
例ですので、あなたの夏休み新聞の記事ネタの組み合わせの参考にしてください。
新聞のテーマ | トップ記事 | セカンド記事 | コラム |
---|---|---|---|
歴史新聞 | 本能寺の変 | 秀吉の中国大返し | 戦国時代の行軍速度 |
平和新聞 | 第二次世界大戦 | 原爆と文学 | 原弾とファン・ノイマン |
理科新聞(夏の星座) | 夏の大三角 | 北極星はベガに変わる | 太陰太陽暦の七夕は8月上旬 |
理科新聞(スライム作り) | 洗濯のりとホウ砂でのスライム作り方 | スライムの原理 | ホウ砂の毒性と注意点 |
読書新聞 | 富岳百景の解説と感想 | 太宰治と井伏鱒二 | なぜ『富士には月見草がよく似合う』のか |
レイアウトに記事や図版を入れる
最後に用意した記事をレイアウトに書き込みます。
記事の文字数が足りない場合は、写真を入れる枚数を増やしたり写真を大きくしたりして調整します。
図版とは、写真やイラスト、表・グラフなどを指します。文章ばかりの記事だと紙面の面白味がかけます。図版をたくさん使いましょう。
最後に出来上がった新聞を見直します。誤字や脱字の確認、文章をより伝わりやすく修正する推敲をしたら夏休み新聞の完成です。
まとめ
今回は「夏休み新聞の作り方」を解説しました。記事を書く前にテーマやネタ決めからはじめることが悩まず新聞を作るコツです。
以下の記事では、夏休みの新聞作りに役立つ情報を幅広く解説しています。こちらの記事も併せて読んでみてください。