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なぜ電子レンジを使うとwifi(無線LAN)が切れるの? 解決法は?

電子レンジとwifiが干渉

理由は、電子レンジもwifiも同じ2.4Ghz帯の電波を使っているからです。wifiが電子レンジの干渉(影響)を受けて不安定になるのです。

以下、かんたんに解説します。

 

電子レンジで温める仕組み

温度が上がるとは、その「もの」をつくっている原子が激しく運動することです。ならば、原子を激しく運動させれば、熱を加えなくても温度は上がるはず。そこで登場したのが電子レンジです。

電子レンジの中には、マグネトロンという真空管が入っていて、電波の中でももっとも波長の短いマイクロ波を発射します。

マイクロ波は毎秒24億5000万回プラスマイナスの組み合わせを生じます。これが周波数で、2450メガヘルツ(MHz)*1とあらわします。

電波が食物に当たると、その原子にプラスとマイナスの部分ができます。

マイクロ波は、1秒間に24億5000万回プラスになったりマイナスになったりします。そのため食べ物の原子とマイクロ波が当たるたびに、引きあったり、反発したりと激しく運動します。

そうした激しい運動のため温度はどんどん上昇するのです。

 

電子レンジでwifiが切れるわけ

電子レンジを使うと無線LAN(wifi)が切れることがあります。これは、wifiが電子レンジと同じ周波数帯を使っているからです。

よくwifiの周波数帯域に2.4Ghz帯と書いてあるでしょう。G(ギガ)は、10億のことですから、前項の電子レンジの2450Mhzは、単位を揃えると2.45Ghzといえ、同じ周波数帯で干渉しやすいのです。

電子レンジが発生させるマイクロ派は強力で、これがレンジの本体から漏れてwifi(無線LAN)の通信を妨げるということです。

同じ周波数帯を使っていても、wifiにだけトラブルが発生し、電子レンジに影響が出ないのはなぜでしょうか?

干渉による影響は、常に電波を受信する際に生じます。電子レンジは、マイクロ波を発生させる装置で、受信しないため影響が出ないのです。

 

なぜ2.4Ghz帯を使うのか?

このようにほかの機器の干渉を受ける2.4Ghz帯の周波数を、なぜwifiは使うのでしょうか。この理由は次の3つのメリットがあるからです。

  • 壁や床などの障害物に強く電波が遠くまで届きやすい
  • 屋内、屋外の両方で使える(法律で認められている)
  • 幅広い機器(デバイス)に対応している

 

解決法は5Ghz帯でwifiを接続

電子レンジの電波干渉を避けるには、wifi接続で5Ghz帯を使うこと。最近のwifiは2.4Ghz帯に加え、5Ghz帯も使えます。たとえば、我が家で使っているwifi(無線LAN)は、NEC製のPA-WG1800HP2という機種でも2.4Ghz帯と5Ghz帯の両方が使えます。

 

 

5Ghz帯は、2.4Ghz帯に比べて、壁や床などの障害物に弱く電波が遠くまで届きにくい性質があります。

しかし、電波を拾うことができれば、5Ghz帯は電波干渉が少なく高速で接続できます。NECのPA-WG1800HP2の場合、無線のアクセスポイントが次のように表示されます。

 

 NEC PA-WG1800HG2の場合

周波数帯 アクセスポイントの表示
2.4Ghz aterm*****-g
5Ghz aterm*****-a

 

無線LANの電波が十分に届くなら、5Ghz帯のアクセスポイントを選んで接続すると電子レンジの干渉が防げます。Buffalo製品は、2.4Ghz帯は Gを含むSSID(例│Buffalo-G-*****)、5Ghz帯はAを含むSSID(例│Buffalo-A-*****)で表示されます。

 

まとめ

以上、電子レンジとwifi(無線LAN)の干渉について説明しました。

電子レンジの影響でwifiの接続が不安定になるのは、同じ周波数帯(2.4Ghz帯)を使っているからです。wifiと接続機器の両方が5Ghz帯に対応している場合は、アクセスポイントを5Ghz帯(Aまたはaを含むSSID)で接続してみましょう。

*1:メガは100万なので24億5000万を100万で割った数が2450MHz。