「手伝うよ 何度もどんな用だって」
この言葉は、頭から読んでも尻から読んでも同じ「回文」です。
回文はずっと昔から親しまれてきた言葉遊び。この記事では、小学生向けに簡単な回文の作り方を教えます。
回文のルール
最初に回文のルールを確認しておきましょう。
- 前から読んでも後ろから読んでも同じ
- 意味が通じること
- 濁点「゛」や半濁点「゜」はあってもなくてもOK
- 「っ」「ゃ」「ょ」は「つ」「や」「よ」と考える
- 「を」は「お」と考える
短い回文の作り方
まずは2文字の言葉から考えると作りやすいです。慣れてきたら3文字、4文字と長い言葉で挑戦してみましょう。
1.逆さまから読んでも意味が通じる言葉を探そう
キス→スキ
がけ→けが
くるま→まるく
2.見つかった言葉を書き、続けて逆さまにした言葉も書こう
キス スキ
がけ けが
くるま まるく
3.言葉と言葉の間に「が」「は」「と」「で」などを入れたら完成!
キスがスキ
がけでけが
くるまがまるく
面白い回文の作り方
次は、ちょっとレベルアップした作り方。
身の回りにあるものの名前をかたっぱしからひっくり返すことで作る方法です。
1.なんでもいいので言葉をひっくり返して続けて書いてみよう
れいとう うといれ
しいたけ けたいし
スイカ かいす
ニワトリ りとわに
2.真ん中にあるダブった文字を1つ消してみよう
れいとううといれ→れいとうといれ
しいたけけたいし→しいたけたいし
スイカかいす→スイカいす
ニワトリりとわに→ニワトリとわに
3.言葉を整えると面白い回文のできあがり!
冷凍トイレ
しいたけ大使
スイカ椅子
ニワトリ永遠に
長い回文の作り方
最後は、ちょっと長い回文の作り方です。難しそうだけど、コツをつかめば簡単です。
ぜひ挑戦してみてください。
1.回文でない言葉なのに回文が隠されている言葉さがす
例:あいたい
2.言葉を分解してみる
「あ」+「いたい」
3.回文になるように「いたい」の下に「あ」を足してみよう
「あ」+「いたい」+「あ」
「あいたいあ」では言葉になっていないからダメだよね。
4.文の最後に続く言葉を探します
「あ」+「いたい」+「あ」+「いつ」
「いつ」という言葉を足すと「あいたいあいつ」となって文章の意味が通じるね
5.頭に「いつ」を逆さ読みにした「つい」を足して完成
「つい」「あ」「いたい」「あ」「いつ」
つい会いたいアイツ
後ろに言葉をつなげて、逆さよみにした言葉を頭にくっつけます。繰り返せば、どんどん回文を長くしていくことができます。
すでについ会いたいアイツにです
こんなふうに長い回文にしていきます。
まとめ
以上、小学生向きの簡単な回文の作り方でした。
回文作りは、目につくものを逆さにして、言葉をどんどん組み合わせてるのがコツ。
あなただけのオリジナルの回文を作って友達をビックリさせちゃおう。
回文作りが上手になると語彙力もグンとアップするよ。