新聞と広告の向こう側

新聞のつくり方・広告を読み解く視点

チラシデザインのコツ12のチェックリスト

チラシデザインのコツ

「チラシを打っても反応がない」
「チラシの費用対効果が低い」

あなたはこんな悩みを持っていませんか?
チラシの効果が思ったように出ない原因には、デザインの欠陥があります。

とはいえ、広告会社や印刷会社から上がってくるチラシのデザイン案は、それなりに良くみえるもの。

デザインが良いのか悪いのか。
印刷や折込をする前に見当をつけられたらいいと思いませんか?

それができれば、チラシの無駄打ちを減らして反響率を上げられます。

この記事では、広告代理店に25年以上勤めるわたしが、目を引くチラシデザインのコツを12項目に分けて解説します。

チラシデザインのコツ

1.見出しに引き込まれるか?

パッと見た一瞬でチラシ価値は決まります。

「何だって?」
「どういうこと?」
と関心を引く見出しになっていますか?

見出しは、キャッチコピーと呼ぶように、読み手の目を止めるインパクトが大切です。

 

引き込まれる見出しとは?

読み手が「自分ごと」と捉えるものが引き込まれる見出しです。

そのためには、対象読者がどのような人か、チラシを作る前に決める必要があります。

たとえば、雑誌Martでは、小学生の子供のいる主婦層を対象に見出しをつけています。参考にしてみてください。

www.promotion173.com

 

2.読み手の本音に共感しているか?

チラシでは、読み手が関心のあることを書きましょう。

それには読み手の心の声、本音を言葉にして代わりに伝えるのが効果的です。

読み手の悩みや疑問、願望の核心に迫ることができたとき、読み手はチラシに共感し「自分ごと」と感じます。

結果、感情が揺さぶられ行動を引き出すことにつながります。売り手都合のチラシは誰も興味を持ちません。

 

3.書体(フォント)選びは適切か?

書体には、固有のイメージがあります。

対象読者と内容を照らし合わせて、ふさわしい書体を選ぶことで、デザインに一貫性が生まれます。

書体(フォント)選びの基本は、下記のサイトがわかりやすいです。

・そのフォントは適切?デザイン全体の雰囲気やTPOを考えたフォント選び 

一貫性のあるデザインは、読み手の信用獲得につながり、反応アップに直結します。

 

4.非常識な色を使っていないか?

目立たせたい一心でチラシの雰囲気を無視して次のような色を使っていませんか。

  • 下品なピンク色
  • 白地に読みづらい黄色
  • 派手すぎる赤色

前述の書体選びと同じく、色にも固有のイメージがあります。TPOに合わせてふさわしい色を選びましょう。

色と色の組み合わせ(配色)によっては、読みづらいものがあります。読みやすさ(可読性)も確認してください。

 

5.色を使い過ぎていないか?

色を決めるときに、あっちにこの色、こっちにこの色…最終的にまとまりがつかなくなったことはありませんか?

たくさんの色を使ったチラシは、にぎやかですが散漫な印象になります。

チラシに使う色を3・4色に決めて、まとめると自然とデザインがまとまります。

配色についての説明は、下記のサイトが参考になります。

・デザインは3つのテーマカラーを使うべし!配色の基本テクニック 

 

6.論理が破綻していないか?

論理とは、話の筋道や理屈のことをいいます。

チラシに関心を持っても、内容に疑問や矛盾を感じると読み手は行動をためらいます。

  • 内容に一貫性があるか
  • 誤字や脱字はないか
  • 難しい言葉や専門用語はないか

読み手は、内容に疑問を持ってもわざわざ問い合わせてはくれません。上にあげた3つは、特に注意してください。

 

7.背景に無駄な飾りはないか?

チラシの背景は「白」または、無地の紙色が無難です。

これも色の使いずぎと同じ理由で読みづらさの原因となります。重要な内容を伝えるには、それ以外の情報を思い切って削りましょう。

絞ることで伝えたい内容が引き立ちます。

常に「この装飾は、伝えたい内容を引き立てるか?」と自問し、明確にYesと言えないものは省きましょう。

 

8.余白は十分に入っているか?

余白は、ホワイトスペースといい、内容を読みやすくする大切な要素です。

たっぷりの余白があることで文章を集中して読める効果もあります。余白には近くにある情報の干渉を防ぐ役割もあるのです。

図版や文字などの目に見えるものだけでなく、目に見えない余白のレイアウトを意識するとチラシがグッと見やすくなります。

 

9.イメージにあった版面率か?

版面とは文字や写真などの要素すべてのことで、版面率とは、印刷用紙全体に版面が占める割合をいいます。

版面率の高低でデザインの印象は変化します。たとえば、用紙からはみ出るほどの高い版面率にすると活気を演出できます。

逆に版面率を下げると落ち着いた印象になります。チラシ用紙の種類と選び方は下記を参考にしてください。

www.promotion173.com

 

10.キャプションを添えているか?

チラシの要素の中でも写真は、タイトルに次いで目に止まります。

そのため写真の下にキャプションと呼ばれる説明文を書くことで、読み手の理解を深めることができます。

キャプションは写真につけるタイトルですので、端的な一文で表すのが一般的ですが、下記のような使い方も効果的です。

・キャプションの書き方│効果的な広告の写真説明 

 

11.情報の優先順位は明確か?

優先度の高い要素は大きく、低いものは小さくするのがデザインの基本です。

たとえば、見出しのデザインは、本文よりもサイズを思い切って大きくします。見出しの優先度が高いからです。

このときの大きな文字と小さな文字のサイズの差を「ジャンプ率」といいます。

ジャンプ率の高低でチラシの印象は、下表のように変わります。

ジャンプ率の印象
高い大衆的行動的ダイナミック若々しい
低い知的保守的信頼大人っぽい

 

12.問い合わせ先は明確か?

読み手と広告主の接点をレスポンスデバイスといいます。電話番号、メールアドレス、地図などです。

レスポンスデバイスはチラシの最重要パーツです。 ここが、わかりにくいとせっかくの見込客を逃がしてしまいます。

電話番号を大きくして行動を促す下記のような文章を添えると反応率が高まります。

  • お問合せは今すぐ
  • まずはお気軽に

通販広告やテレビのインフォマーシャルでは、電話番号が一番印象に残るように構成されています。

 

まとめ

いかがでしたか?
印刷前にチェックしたい項目を再度まとめまると次のとおりです。

目を引くチラシ12のチェックリスト

 見出しに引き込まれるか?
 読み手の本音に共感しているか?
 書体(フォント)選びは適切か?
 非常識な色を使っていないか?
 色を使い過ぎていないか?
 論理が破綻していないか?
 背景に無駄な飾りはないか?
 余白は十分に入っているか?
 イメージにあった版面率か?
 キャプションを添えているか?
 情報の優先順位は明確か?
 問い合わせ先は明確か?

上記のチェック項目にすべてOKが出せると効果が確実に上がります。

さらに記事内容を深く理解したい方には、プロが教える!「やってはいけないデザイン」を推薦します。

難しい専門用語やデザイン理論なしで、素人デザインをほめられデザインに変える秘訣が学べます。

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