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公文をやめたら数学の成績が急上昇した長女の話【中1】

公文をやめたら数学の成績が上がった話

中1の長女が、幼稚園に入ったときから通っていた公文式の教室をやめました。理由は次の2つです。

  • 学校の数学の成績が上がらない
  • 試験勉強の時間を削られる

学習習慣をつけるために、通いはじめた公文式ですが、その目的は小学校の低学年で果たせました。

今思えば、この時点がやめどきでした。

公文をやめる理由は成績不振

公文式は、算数に強い印象がありますが、長女は、中1の数学で40点台を連発。計算力が得点につながりません。

理由は簡単で、学校の定期試験では簡単な計算問題は数問しか出ないからです。

 

問題文から式が立てられない

問題文を読み、式を立てて解く文章題が出題の中心で、長女はこれにまったく歯が立たない状態でした。

式が立たなければ計算力も役に立ちません。

 

計算の要領が悪く不正確で遅い

たとえば、32×14の計算は、64×7と捉えて448が暗算できますが、長女は、最初の式のまま筆算します。

計算の工夫をしないので、間違いやすく時間もかかります。公文で習った解き方を条件反射で繰り返してきた副作用です。

要領よく計算する子の速度に全く及びません。

 

数学の問題演習で対策

そこで方針を変えて、試験期間中は、公文を休み自宅で私と数学の問題演習に取り組むことにしました。

学校の副教材とプリントを解き直す勉強です。単位変換でつまずきが見られましたので小学生の復習もしました。

過去の試験から出題は、副教材の改作が主だと判明。副教材を完璧にすれば得点アップできると考えました。

 

公文と逆の勉強法で試験に挑戦

  • つまずきは動画で講義を見る
  • 図や式をていねいに濃く書かせる
  • 解き方を声に出して説明させる

基礎的な知識が不足している分野は、Youtubeの動画で補い、その上で副教材の問題に取り組みました。

葉一先生の動画は、学校の授業よりわかりやすいと長女に好評でした。

また、問題演習では、方眼ノートを使い、濃い大きな字で解法のプロセスを丁寧に書かせました。何に注目して式を立て、答えを導いたのか、説明させました。

 

公文をやめて数学が87点に!

試験期間の週末に前述の方法で4時間くらい勉強した結果、3学期の中間の数学は、87点にアップしました。

点数以上に評価できるのが、問題用紙の書き込み。以前は、殆ど白紙の問題用紙でしたが、今回は、解答に至る試行錯誤の道筋が見えます。

数学に対する苦手意識が払拭できたのも成果。これは長女の「数学の才能があるかも」という能天気な発言からも明らかです。

 

公文をやめて思考力を養う

市販の問題集を丁寧に解いた方が成績は上がる、と気づいた長女は、家で勉強したいと言い出しました。

次も数学で良い点を取りたいようです。

家内は、公文肯定派で、試験期間中に公文を休んで自習しても成績は上がらない、と懐疑的でしたが、結果で説得した形になりました。

 

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